「味噌の賞味期限が気になる~!でも、特に気にしなくてもいいんじゃないの?」
こんにちは。発酵食に興味ありの主婦Ogaです♪私達の食事におなじみの味噌。
「味噌汁にしか使わないし…」
「夏は暑いので、味噌汁はちょっと^^;」
と、ついつい冷蔵庫の奥の方で忘れ去られてしまってませんか。
そういえば、先日姪っ子に味噌を2つあげようとしたら、
「うち、使いきれずに賞味期限切れで、結局捨ててしまいそうだから1つでいいよ」って言われました。
「えっ、味噌の賞味期限って?」と、私。
うちは手作り味噌なので、賞味期限を気にしたことがありませんね~。
また、味噌の保存方法や賞味期限切れになってしまった味噌の利用方法も紹介しますね^^
味噌の賞味期限はどれくらい?
一般的に、食品には「賞味期限」または「消費期限」を表記するように決められています。
その違いは何でしょう。
- 消費期限:表記されている通りの状態で保存して、安全に食べられる期間
- 賞味期限:表記されている通りの方法で保存して、美味しく食べられる期間
どちらも、未開封での条件です。ちなみに、砂糖や塩には賞味期限も消費期限もないんですよ。(←ご存知でした?)
「砂糖漬け」「塩漬け」など長期保存の役割や「おにぎり」などの防腐剤になるくらいですからね。
では、味噌にはどちらの期限が付いているのでしょうか。答えは「賞味期限」です!
ただ、味噌はその種類で賞味期限が変わります。ちなみに、味噌の種類は使う麹菌によって決まるんです^^
では、大まかな賞味期限についてはこちら。
- 米味噌の甘味噌:3~6か月
- 米味噌の辛口味噌:3~12か月
- 麦味噌:3~12か月
- 調合味噌:3~12か月
- 豆味噌:6~12か月
米味噌の甘味噌は、醸造期間が短かく塩分が少ないので比較的長持ちしません。また、豆味噌は一番醸造期間が長いので塩分も高くなり長持ちします。
となりますが、お味噌の風味を活かすなら、このあとの【味噌の賢い保存方法は?】をご覧下さいね。
でも実は、未開封だと味噌は常温でも「2年でも3年でも」日持ちします!
確かに、2年も3年も経つと中には色や味、風味などが落ちてしまう味噌も。でも、食べられないことはなく身体に害もありません。
味噌は、塩の防腐効果とずっと発酵を続けてるため腐らないというわけ。
恐るべし味噌!そして、塩分と発酵の効果!!
もともと冷蔵庫がなかった時代から、ずーっとお味噌は存在していますからね。
ただし「だし入り味噌」や「減塩味噌」は、水やだしが入っており塩分濃度が少ないため、注意が必要です。パッケージに書いてある賞味期限や保存方法を守ったほうがベストですね。
以前、味噌を自宅で樽に作って蔵で保存している方に、「一昨年に仕込んだ味噌だけど」と言って頂いたことがあります。
と~っても深い味で感動したんですね^^
その時「やっぱり、本物の味噌は賞味期限切れってないんだ!」ってことを実感しました。
昔ながらの配合で3年間熟成させる「三年味噌」には、薬効効果があると言われるほどなんですよ。
では次に、味噌を美味しく食べるための保存方法についてみてみましょう。
味噌の賢い保存方法は?
味噌はどうやって保存すれば、賞味期限切れを意識しないで長くおいしく食べられるのでしょう?
味噌は、冷蔵庫などがない大昔(平安時代)からあります。つまり、常温でも保存できるということ。常温とは、15~25度くらい。なので、残念ながら夏は味噌の常温保存は厳しいです^^;
やはり、1年中安全に保存できるのは冷蔵庫です。冷蔵庫は、温度も湿度もほぼ一定に保たれているので安心。
冷蔵庫にさえ保存すれば、開封後でも賞味期限は1年以上になりますよ。
たとえば袋入りの味噌は、その都度空気を抜いてピッチリと口をふさぎます。容器入りの味噌は、中に入っている紙を捨てないでくださいね。その紙を味噌の表面に、できるだけ空気に触れないようピタっと貼りつけてください。
できれば本来は、
- 買って来たら密閉できる容器に移し替える。
- 味噌の表面には、ついていた紙かラップで覆う。
というのが理想です。
それから、驚きな保存方法を一つ。それは、冷凍保存!
味噌は、塩が入っているので‐30℃くらいまで凍らないのですね。家庭用の冷蔵庫は‐18℃くらいなので、凍ることなく賞味期限切れの心配をせずに保存できます!
それでも、賞味期限は1年以上と冷蔵保存と変わりません。冷凍庫も、毎日出し入れするので。
ですから、冷凍保存でもなるべく空気に触れないよう、味噌の表面を紙やラップで覆って、密閉できる容器を使いましょう。
冷凍庫で保存しても凍らないということは、味噌汁を作るときはいいですね。なぜなら、その味噌はかなり冷たいので鍋に溶かす際、温度がぐっと下がります。
だから、お味噌汁をグラグラ沸騰させたくないので、ちょうどいいというわけ^^
味噌の効果効能についての参考記事はこちら。
⇒味噌の効果効能は11コ!気になる塩分量や1日に食べられる量は?
では次に、「賞味期限切れした味噌は捨てちゃダメ!」ということで、活用方法を紹介しましょう!
賞味期限切れした味噌の利用方法は?
味噌は賞味期限が切れても、問題なく食べられるのですが味や風味は落ちてしまします^^;
なんとなく色が変わっていたり、お醤油のような水分が出てきたり…。もし、白いもの(産膜酵母)がプツプツ見えて来たら、おいしいお味噌汁はできません。
なので、賞味期限が切れておいしい味噌汁が作れなくなった味噌は、捨てずにほかの料理に使っちゃいましょう!
では、賞味期限切れして風味の落ちてしまった味噌を利用したレシピをいくつか紹介しますね。
賞味期限切れ味噌の活用レシピ6つ!
- その1:味噌漬け
ニンジンや大根、きゅうりなどを漬ける。ヨーグルトを入れるとぬか漬け風に。 - その2:ディップソース
マヨネーズやヨーグルトを混ぜて、スティック野菜につけて食べる。我が家では「味噌マヨきゅうり」が人気です^^ - その3:和風ピザのソース
マヨネーズやケチャップと混ぜて、ピザソースに。具は、ささみやシーチキンやネギやのり・鰹節がお勧め! - その4:サバの味噌煮
サバの味噌煮にするときに、これでもかっていう位たっぷりと入れましょう! - その5:粕汁
酒粕と合わせて、根菜たっぷりの粕汁に。鮭を入れるとおいしいですよ^^ - その6:焼きおにぎり
焼きおにぎりを作るときに、醤油の代わりに味噌をつけます。ネギやニンニクを混ぜても美味!
などなど、たくさんの料理に利用できますので、ぜひ賞味期限切れした味噌も活用してくださいね。
それでは、今回の内容を振り返っておきましょう!
まとめ
- 味噌の賞味期限はどれくらい?
材料や発酵・醸造期間で変わってくるが、パッケージに表記されているのは常温で3か月~1年。未開封なら2年も3年も持つ。 - 味噌の保存方法は?
冷蔵保存も冷凍保存もできて、賞味期限は1年以上になる。保存方法は、表面が空気に触れないように紙やラップで覆い「密閉できる容器」に入れる。 - 賞味期限切れした味噌の利用方法は?
味や風味が変わるが、賞味期限を過ぎても問題なく食べられるので、色々な料理に使うことができる。
私達の食事には欠かせない味噌ですが、美味しく食べられる賞味期限というのは気になります。
やはり、味噌に合った保存方法で長く美味しく食べたいですよね^^たとえ、味や風味が落ちた味噌も捨てることなく、いろんな料理に活用しましょう!
ちなみに、「味噌マヨキュウリ」や「ナスとピーマンの味噌炒め」は家族に大人気のメニューです^^
ぜひ、今回の内容を参考に発酵調味料の味噌をどんどん使ってくださいね!「賞味期限切れしても大丈夫」だと、スッキリして頂いたことですし…(笑)
Ogaさん、味噌の賞味期限や保存方法、賞味期限切れの味噌の活用などについてまとめてくださりありがとうございました♪
毎日の食卓に、ぜひお味噌を登場させたいものです!あと、家族にも大好評のコチラのレシピはおすすめですよ^^
⇒玉ねぎ味噌の作り方!常備しておきたい万能スーパー発酵食!
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