「ぬか漬けがすっぱい!」
「重曹を入れると、すっぱさがマシになるって聞いたんだけど…?」
ぬか漬けを毎日食べていると、ある日当然「すっぱくなった」と感じることがありますよね。
こんにちは。発酵食品大好き主婦sayaです^^
実は、ぬか漬けがすっぱいのって「ぬか床」が原因なんですよ。
私も作っているので、すっぱさで悩む気持ちがよく分かります…。最初は上手くいっていたのに、ある日突然、異変を感じるんですよね(笑)
今まで大事に育ててきた「ぬか床」なだけに、「どうにかして元の状態に戻したい」と思われることでしょう。
そこで今回は、ぬか漬けがすっぱい時の対処法6つを紹介します。きっとこれで、あなたのぬか漬けも美味しく戻りますよ^^
ではさっそく、お手軽な重曹を使った方法から見ていきましょう!
すっぱいぬか漬けは重曹で改善できる!
ぬか床って、きちんと手入れをしていれば何十年と持つんですよね。ちなみに、私の祖母は30年以上も同じぬか床を使っていますよ^^祖母のように、なが~く使っていくためにも、たびたび起こる「ぬか漬けすっぱい問題(笑)」をちゃんと解決していきましょう。
それでは、まず手っ取り早く「重曹」を使った改善方法です。
重曹を使ってすっぱいぬか床を戻す方法
すっぱいぬか漬けができるとき、ぬか床は乳酸菌によって酸性になっています。
そこで、お料理用の重曹があれば少しずつ入れてみましょう。
ただし、入れすぎると乳酸菌が押さえられすぎて腐敗してしまうことも…。最初は小さじ1杯からはじめて、味をみながら調節していきましょうね。
ぬか床の大きさにもよりますけど、重曹は多くても大さじ1杯までがおすすめ。
それではこのあと、重曹を使う以外の方法もご紹介しておきますね!
その他すっぱいぬか漬け対処法5つ!
さて、先ほどは重曹を使う方法でしたが、手元にない場合もありますよね。そんなときの対処方法を5つご紹介します。- 卵の殻をいれる
- 塩を入れる
- 日本酒やビールを入れる
- からしを入れる
- 青菜を漬ける
これらの方法で、すっぱいぬか漬けを改善することができますよ^^
では、どのようにぬか床に入れたらいいのか詳しく見ていきましょう~。
ぬか床の酸味を減らす方法その1:卵の殻をいれる
- 卵の殻を熱湯消毒(もしくはゆで卵の殻を使う)
- 薄皮をはがして乾燥させる
- 砕いてそのまま入れる
これは、重曹と同じ原理。卵の殻に含まれるカルシウムはアルカリ性なので、殻を入れるとぬか床を中和してくれるんですよ。
衛生面でゆで卵の殻を使うのですが、薄皮をとって(この作業が特にイヤ!)、乾燥して、砕いて…時間がかかりますよね^^;
私と同じように「その工程が面倒くさいわ!」と思うあなたには、やはり最初にお伝えした重曹がオススメです^^
卵のかわりに重曹を使う場合は、食用の重曹を少しずつ入れるだけ!手間もかからないし、食中毒の原因になる「サルモネラ菌」や卵アレルギーの心配もしなくて済みますよ。
ただし、重曹は入れ過ぎに注意!乳酸菌を押さえすぎて腐敗の原因になる可能性があります。
その点、卵の殻を使うと緩やかに働いてくれますから安心です。また、ぬか漬けのカルシウム成分が増えるというおまけ付き♪
ぬか床の酸味を減らす方法その2:塩を入れる
- 小さじ1杯の天然塩を入れる
- 2~3日は混ぜるだけにしておく
ぬか床にいる乳酸菌が元気だと、たくさん乳酸が作られてしまいます。そこで塩を入れると、乳酸菌を大人しくできるので発酵を抑えることができるんです。
(私は、少しすっぱいくらいが美味しいと思いますけどね^^)
ちなみに、私は1回だけやっちゃたことがあります。もとに戻すのに、何回も捨て漬けをするはめに^^;
なので、塩の分量は漬けた野菜の様子を見ながら決めてくださいね。
ぬか床の酸味を減らす方法その3:日本酒やビールを入れる
- 醸造酒を100㏄入れる
- ぬか床の硬さを保つために、ぬかを足す
この方法って、いろいろなサイトで紹介されていますよね。醸造酒の酵母が出す風味と旨味で、ぬか漬けのすっぱさを緩和する方法です。
それに、ぬか漬けのプロである祖母に聞いたところ「初心者が、ぬか床にお酒を入れるときは要注意」と言っていました。
水分バランスが大事なぬか床に水分を入れるのは、ぬか床の扱いに慣れていないと失敗する可能性があるんです^^;
ですから、ぬか床にお酒を入れるのは慣れている人だけにしてくださいね…。
ぬか床の酸味を減らす方法その4:からしを入れる
- 小さじ1杯~大さじ1杯を入れる
- 2~3日は混ぜるだけにしておく
からしには殺菌作用があるので、乳酸菌の量を少し減らすことができます。それに、からしの辛さはすっぱさを軽減してくれますよ^^
(ぬか床に、少しでも水分のある練りからしを入れるのが怖かったので^^;)
私のぬか床はそんなに大きくないので小さじ1杯で十分でしたけど、大きいぬか床だと多めがいいでしょうね。
ぬか床の酸味を減らす方法その5:青菜を漬ける
- 青菜を漬ける
この方法は、私がすっぱいぬか漬けを改善するために「からしを入れた」と祖母に言ったときに教えてもらいました^^
実は、青菜にカルシウム(アルカリ性)が含まれているので、ぬか床の酸性を中和するのに役立つんですよ。
(青菜の中でも、小松菜はとくにカルシウムが多いんですよ^^)
私も今では、すっぱいのが度を過ぎようとしたときは、祖母を見習って小松菜をつけるようにしています。私の場合、小松菜だとすっぱくても美味しいんですけどね…。
さてここまで、重曹プラス5つの方法を見てきましたが最後にまとめておきましょう。
まとめ
- すっぱいぬか漬けの対処には重曹を使うとお手軽
- その他、すっぱいぬか漬けを元に戻す5つの方法
- 卵の殻をいれる
- 塩を入れる
- 日本酒やビールを入れる
- からしを入れる
- 青菜を漬ける(小松菜がおススメ)
ぬか床は、ちょっとでもお世話をさぼるとすぐに態度に出してきます。そう、すっぱいぬか漬けという形で…。
そんなときは、今回紹介した対処方法を使っていい子に戻ってもらいましょうね。
そして冷蔵庫で、しばしお休みをしてもらいぬか床の温度を下げます。乳酸菌がもっとも活発になるのは、20~30度くらいなので…。
そうすれば、乳酸菌を適度に押さえることができ「すっぱすぎる!」なんてことが減りますよ^^
Sayaさん、ぬか漬けがすっぱい時の対処法についてまとめてくださりありがとうございました♪
あと、ぬか床の手入れ全般についてはコチラでチェックしてくださいね^^
⇒ぬか床の手入れ!臭い?カビも!これってもしかしてトラブル?!
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