ゴーヤ ぬか漬け

「ゴーヤってぬか漬けになるの?」
「あの苦みは大丈夫なの?」



夏ですね!発酵食品に絶賛注目中の主婦Ogaです。

夏バテ防止にはゴーヤがいいと聞きますよね。最近ではグリーンカーテンとして、窓辺で栽培していたりしていて、わりと身近な野菜です。


私の実家では、「ニガウリ」として畑にキュウリやトマトと一緒に育ててました。でも、私はあの苦さが苦手だったんですよね。


そんなゴーヤをぬか漬けにしたらどうなるのでしょう?ちょっと試してみたくなりました。あの苦みは和らぐのでしょうか。楽しみですね~。

それでは今回は、ゴーヤのぬか漬けについて

  • 漬け時間はどれくらい?
  • 苦みはどうなる?
  • どんな栄養があるの?
などについて、一緒に見ていきましょう。



ゴーヤのぬか漬け!漬け時間と”味・香り・苦み”は?

まずは、ゴーヤの下準備から。きれいに洗って、頭とお尻を落として横半分に切ります。それを縦半分に切って、真ん中の綿を取ります。

ここが苦みの素と言われていますから、しっかり取り除いておきましょう。



これら4切れにしたゴーヤの水分をキッチンペーパーなどでしっかりとって、ぬか床へGO!

ゴーヤ ぬか漬け 下準備

と思ったのですが、2切れは皮を削ってみます。何かの違いがあるのか期待して、ぬか床へGO!です^^

我が家のぬか床は発酵ぬか床なので、塩もみはしません。ゴーヤは硬くて漬かりにくそうなので、まずは24時間からスタートします!

さてさて、どうなるのか楽しみです。

ゴーヤのぬか漬け~24時間~

24時間漬けたゴーヤのぬか漬けはどうなっているのか、試しに端っこを5mmくらい切って食べてみました。

皮を削ったゴーヤ
見た目は、特に変化はなさそう。味や香りについて、塩気はあるのですがぬかの香りは無いですね。あの苦みもあります^^;

そして、綿のところのが噛み切れずに残ってしまいます。これはちょっと残念な感じ…。

皮をむかないゴーヤ
見た目も触った感じも変化はなさそうな感じ…。こちらも塩気は少しあるのですが、ぬかの香りは無くやっぱり苦いです。でも、皮をむいた方よりも苦みがわずか少ないかな?

ここで、味見部員の感想を。今回は実家に来ていますので、母と妹です。

「どう?」(私)
「あ、おいしい!ちょっと苦いけど大丈夫。おいしい^^」(妹)
「苦いの大丈夫?」(私)
「うん、大丈夫だよ^^」(妹)
「美味しいけど、筋が残るなぁ…」(母)
「ぬかの香りは?」(私)
「しないなぁ」(母・妹)

苦いと感じたのは、私だけでした。もしかして、私の味覚がお子様なのでしょうか^^;


というわけで、ぬかの香りがしなかったのでもう24時間漬けましょう~。

ゴーヤのぬか漬け~48時間~

漬け時間48時間のゴーヤのぬか漬けはどうなったでしょう。

見た目は変わりなく鮮やかな緑色ですが、ちょっとしなっとしてきましたよ。皮を削った方もむかない方も、差がなくなってきました。

そして、塩気がしっかりしてきて少しぬかの香りもあり、苦みもどちらも和らいで「苦っ!」っていう感じは無いです。

マゴキョンマゴキョン

わが家でも、48時間漬けたゴーヤを食べてみました!わずかに感じる”苦味”が、夏に食べると美味しいんですよ~♪

ただし、大人だけね…^^;

でもやはり、お口にが残るのは変わりませんね^^;



ということで、あと24時間漬けたらどうなったのか見ていきましょう。

ゴーヤのぬか漬け~72時間~

ゴーヤ ぬか漬け 72時間

見た目、触った感じとも全く変わりありません。なかなか黄色っぽくはならないですね~。

味や香りは…。「おっ!まったく苦くない^^」皮を削った方も削らない方も差がなくなりました。


最初に感じた、あの苦さのは何だったのでしょうね。塩気もぬかの香りもしっかりとあって、美味しいぬか漬けになりました。

あと、あの苦みもすっかり消えてお口に筋も残りません。

苦さこそがゴーヤの美味しさなのかもしれませんが、あの苦みが消えたゴーヤのぬか漬けもとても美味しいものになったのはビックリですね。


では次に「あの苦みに栄養が隠れているのか?」というわけで、気になるゴーヤの栄養について見てみましょう~。



ゴーヤにはどんな栄養があるの?

イボイボしていてとっても苦いゴーヤには、いったいどんな栄養が隠れているのでしょうか。さっそく見ていきましょう。

家庭菜園で採れたゴーヤ

まずは、苦み成分から…。
モモデルシン
胃液の分泌を促進して、食欲不振を解消します。また自律神経のバランスを整えて、慢性疲労やだるさを軽減してくれます。

チャランチン・コロコリン酸
血糖値を正常値にしてくれる働きがあります。薬だと血糖値が下がり過ぎることもあるのですが、チャランチンやコロコリン酸はそんなことはありません。


そのほか、うれしい栄養と効果は…。

  • ビタミンC:トマトの5倍も含まれているので、紫外線の強い夏には欠かせません。また抗酸化作用もあるので、肌の老化防止にも期待できます。
  • ビタミンB1:炭水化物をエネルギーに変えて、糖質の代謝を助けてくれます。
  • 鉄分:ほうれん草の2~3倍もあり、貧血予防の効果が期待できます。
  • 食物繊維:腸内環境を整える働きがあり、コレステロールを低下させてくれます。


この他にも、
  • ビタミンE
  • βカロテン
  • カルシウム
など、身体にうれしい効果がある栄養素がたくさん含まれています!そんな最強の夏野菜ゴーヤをぬか漬けにすると、さらにぬか床の栄養素が加わるんですね^^

ビタミン類は10倍になり、豊富なミネラルやタンパク質・炭水化物が増えます。さらに、発酵ぬか床に含まれる酵素乳酸菌も加わるのです。



ゴーヤとぬか床の相性は、ばっちりでしたね^^では最後に、今回の内容を振り返っておきましょう~。

まとめ

  • ゴーヤのぬか漬けの漬け時間香り苦みは?
    • 漬かり具合を比べるために半分は皮を削ってみましたが、漬かり具合と皮は関係ありませんでした。
    • 24時間では、塩気はありましたがぬかの香りはしませんでした。しっかり苦みもあり、お口の中に筋が残って「おいし~」とは感じませんでした。
    • 48時間になると、塩気とぬかの香りがしっかりとしてきて苦みが消えてきました。筋もお口に残らなくなり「おいしい~」と感じてきました。
    • 72時間になると、塩気とぬかの香りがはっきりして苦みも消えて筋も残らなくなって、本当に美味しいぬか漬けになりました。

  • ゴーヤの栄養について
    • モモデルシン・チャランシン・コロコリン酸という面白い名前の苦み成分が、血糖値を下げたり胃液の分泌を促進したり自律神経を整えてくれたりと、夏バテ解消にはもってこいの野菜。
    • ビタミンCも多く含まれ紫外線の多い夏にピッタリで、その他食物繊維やビタミン類が含まれています。
    • ゴーヤのぬか漬けには、さらにぬか床の栄養が加わるので夏にぴったりな最強のお漬物になるのです。

「苦い^^;」と敬遠されがちなゴーヤが、ぬか漬けにぴったりな野菜だったのは予想外でしたね。あんなに苦みがすっかり消えるなんて思っていませんでした…。

苦みが消えてもゴーヤのおいしさは残っていて、味わい深いおいしいぬか漬けになったのです。これは、嬉しい発見でした。

今回は実家でやってみたのですが、母も妹も発酵ぬか床にすっかりはまって「わたしもやりたい!」と言っていました^^

発酵ぬか床仲間が増えて、嬉しいです。3人で張り合って、ぬか漬けLIFEを楽しみたいですね。


ちなみに、母や妹もハマった発酵ぬか床はコチラ!


まごきょん(おたま持つ)

Ogaさん、ゴーヤのぬか漬けについてまとめてくださりありがとうございました♪

我が家では、毎年ゴーヤを育てています。


今年は、ゴーヤチャンプルーとぬか漬けで美味しく食べよう~!


当ブログの管理人”発酵家庭料理研究家のまごきょん”はこんな人!?
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