「酒粕を長くもたせたい!」
「酒粕の保存方法に悩む人って意外と多いのでは?」
こんにちは。発酵食品大好き主婦のsayaです^^
実は私も、初めて酒粕を買ったときは保存に悩みました^^;だから、
- 常温
- 冷蔵
- 冷凍
そこで今回は、保存方法によって
- 保存期間
- 酒粕の状態
また、よくありがちな
- 保存期間を過ぎた
- 酒粕が変色した
まずは、酒粕の保存方法から見ていきましょう。
酒粕の持ちは保存方法で決まる!?
酒粕を使い慣れていないときは、レシピのレパートリーも少ないですよね。だから余計に、長く使えるように保存しておきたいと思うはず^^私も最初は、酒粕が余りがちでしたからよく分かります…。では、どうすれば酒粕の持ちをよくする保存ができるのでしょう?
ここでは、「常温・冷蔵・冷凍」それぞれの方法で保存したときに
- 保存期間はどうなる?
- 酒粕はどう変化する?
についてお話ししていくので、参考にしてみてくださいね。まずは、常温保存からお話ししていきましょう~!
常温保存(冷暗所)の場合
- 保存期間:未開封なら3ヶ月~4ヶ月以内、開封したら2週間
- 酒粕の状態:酒粕の色が変わっていく(白色から黄色へ)
私が常温保存した酒粕は、ねり粕と呼ばれるものです。(練り粕とは、焼酎などを入れて熟成させた酒粕のことですよ^^)
袋に入ったものを購入し、使いながら常温保存しました。
「ん?」と思ったのは、使い始めて1週間くらいでしょうか…。酒粕の表面が黄色っぽく変色していました。
しかも、酒粕を深くえぐってみると中身が可愛らしいピンク色!(初めての経験で、ビックリ^^;)
そのまま使っていたんですが、日に日に茶色っぽくなるのが怖くて、酒粕パックで使うことにしました^^;
酒粕パックの方法についてはこちらへ♪
⇒酒粕パックの効果6つ!実践中の私が実感していることとは?
~手の甲に酒粕パック(byまごきょん)~
でも実は、酒粕の変色ってよくある現象なんですよね。しかも、腐ったりしたわけじゃないという…。
この変色問題に関しては、きっと多くの人が
「どうして酒粕は変色したのか?」
「変色しても食べられるのか?」
と思われるでしょう。このことについては、次の章でお話しするので、しばしお待ちを^^
さて、次は冷蔵保存についてお話ししていきますよ!
冷蔵保存の場合
- 保存期間:開封したあとも半年
- 酒粕の状態:酒粕の色がゆ~っくり変わっていく
私は常温保存で試したあとに、再度ねり酒粕を買って冷蔵保存にしました。
袋のまま入れていたんですが、冷蔵庫にニオイがこもるんです^^;かぐわしいお酒の香り…(笑)
そこで、熱湯消毒したタッパに詰めかえての保存に変更しました。
保存した結果ですが…よくもつ!常温保存では、1週間くらいで変色してきたんですが、冷蔵保存では全然変わりませんでした^^
今では、私が酒粕を保存するときに1番つかう方法ですね。では、最後に冷凍保存についてお話していきましょう。
冷凍保存の場合
- 保存期間:開封したあとも1年
- 酒粕の状態:1年までは変化がないけど、1年を過ぎると美味しくない。長く保存しているとパサパサになる
私は、酒粕を冷蔵保存するときに少しだけ冷凍用にわけて試してみました。冷凍保存は「さすが!」と思うくらい、よく持ちます^^
ただ、ラップ1枚にくるんで冷凍したんですが、こちらもニオイが(笑)急遽ジップロックに入れましたが、「時すでに遅し」でした^^;
酒粕の状態ですが、冷凍して時間がたったものはちょっとパサつきを感じました。
「納豆にいれて食べよう!」と思ったときに自然解凍したんですが、酒粕が乾燥している感じでしたね^^;(粕汁に使ったら問題なかったですけど^^)
解凍した酒粕を水でふやかして練り、ペースト状にしておくと使いやすいですよ。
ただ、冷凍すると酒粕がパサついたり解凍にも時間がかかるので、個人的には「冷蔵保存」が一番オススメ♪
でも、どんなにちゃんと保存していても「保存期間内に使えなかった」場合ってありますよね^^;
そんなとき「まだ食べられるかな~」とちょっと心配なはず。そこで、次の章では「保存期間を過ぎたらどうなるのか」について触れておきましょう。
また、常温保存のときにお話しした「酒粕の変色」についても、一緒にお話ししていきますよ!
期間切れや変色した酒粕は食べられるの?
酒粕を保存期間内に使えればいいのですが、どうしても使い切れないときってありますよね。それに、保存中に「酒粕が変色した」なんてことも…。
そんなとき1番に思うのが「食べられるのか?」ということじゃないでしょうか?捨てるのはもったいないですもんね^^;
基本的に食べられない酒粕というのは、
- すっぱいにおいがする!
- 味がおかしい!
- カビ!(餅につくようなフワフワしたもの)
~自家製味噌づくりのフタにも酒粕を活用~
味噌作りのフタに酒粕を使っていますが、まったくカビを寄せ付けません。もちろん腐ることもありません。味噌がしみた酒粕も美味しいですしね♪
しかも段階があって、「白色→ピンク色→黄色→茶色→茶褐色」という風に変化していくんですよ!
忘れがちですが、酒粕は発酵食品。つまり、つねに発酵が進んでいるんですよね^^
そこで私は、この事実を知ったあと「茶色」になった酒粕を食べてみました。
もちろん、その後もお腹を壊したり…なんてこともなかったですよ♪
ちなみに、酒粕の色ごとに合う料理も変わりますよ。
酒粕の色と合う料理!
- 白色~ピンク色:甘酒、粕汁、そのままでもOK
- 黄色:鍋、カレー
- 茶色:味噌汁、おでん、シチュー、グラタン
- 茶褐色:漬け床
私は黄色になっても、納豆にそのまま入れて食べています。納豆ってニオイが強いので、黄色くらいになっても美味しく食べられるんですよね^^
あ、ここで漬け床の作り方も紹介しておきますね!
酒粕の漬け床の作り方
材料
- 酒粕:250g
- 酒:50cc
- 砂糖:25~50g
作り方
- 材料を良く混ぜたら、漬け床は完成!(ただ、酒粕の熟成具合で漬け床の味が変わるので、分量の調節が必要です)
ちなみに、酒粕の熟成がまだまだというときには、味醂(本みりん)を入れると美味しいですよ^^漬けるものは、野菜、魚貝、肉など何でもOKです。
酒粕の保存期間が切れても、変色しても、美味しく食べられることがわかったところで…。どうせなら、酒粕の変化を楽しんでいきたいですよね^^
でも、冷蔵保存だと熟成はなかなかしない、冷凍にいたっては熟成しません。
例えば
- 熟成させたい人⇒常温保存
- 酒粕をゆっくり楽しみたい人⇒冷蔵保存
- とにかく長期保存したい、出来たてのままを楽しみたい人⇒冷凍保存
という風に…^^
さて、ここまで見てきたことを最後にまとめておきましょう。
まとめ
- 酒粕を1番ながく保存できるのは「冷凍保存」
- 解凍の手間や、酒粕の状態を考えるなら「冷蔵保存」
- 酒粕は保存期間を過ぎても変色しても食べられる。
- 酒粕の利用目的によって、保存方法を変えることをおすすめします。
- 熟成させたいなら「常温保存」
- 酒粕をゆっくり楽しみたいなら「冷蔵保存」
- 長期保存、出来たてを楽しみたいなら「冷凍保存」
酒粕は保存期間を過ぎても食べられますが、食べるときには状態を確認してくださいね。もしも酒粕に異常があったときは、食べないようにしましょう!
とっくに保存期間は過ぎていましたけど、美味しく食べることができましたよ^^
とはいえ、1番安心して食べられるのは「保存期間内」です。でも、期間を過ぎたり変色していてもそんなに慌てることはないってわけ…♪
ぜひあなたも、酒粕ライフを楽しんでくださいね^^
Sayaさん、酒粕の保存方法や期限・変色について詳しくまとめてくださりありがとうございました♪
酒粕についてはコチラも参考に!
⇒酒粕の効果効能12コとは?全部活かせる食べ方のポイント3つ!
当ブログの管理人”発酵家庭料理研究家のまごきょん”はこんな人!?
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酒粕を冷凍保存、自然解凍して熟成が進んだ後、熟成を止めたいなと思った場合、再度冷凍するのはダメですよね?
白く柔らかくなったところでなんとなく冷凍したのですが、我が家の酒粕の使い方は、そのまま食べるかみそ汁に入れるかです。
よく考えたら、白い酒粕を事前にふやかしておくより、茶色の練りかすをそのまま溶かした方が楽なので、もっと熟成させたいし、冷凍庫の邪魔だなと思い始めました。
シルバーストーンさん、いつもありがとうございます♪
そうですね~。やはり一度解凍したものを再度冷凍したことがないので、なんとも言えませんが…風味はどうでしょう?
なんでも実験してみるのもアリですね^^
確かに練り粕を使うほうが便利だと思います。
私は両方ほぼ常温で熟成させているので、そろそろ味見してみますね!