「ピーマンって、ぬか漬けにできるの?」
「苦さや青くささは大丈夫?」
こんにちは、発酵食品絶賛注目中の主婦Ogaです。
私は毎日…とはいかないまでも、いろいろな野菜のぬか漬けを楽しんでいます。定番の野菜の他に、たまに変わり種もたのしんでみたり^^
家族に好評だったり不評だったり、そのリアクションも楽しみになってきました。
そろそろ”ぬか漬けマスター”の域に入ってきたのでは!?
夏野菜だけど1年中手に入るピーマンですが、好き嫌いが別れますよね。大人でも、嫌いな人が多いのがピーマン。
「嫌いなピーマンをなぜ食べたほうがいいのか」
「もしかしたら、ものすごい栄養素が隠れているんじゃないのか」
気になりません?ということで「よしっ、ピーマンにしよう!」と決意。(大げさですね^^;)
それではピーマンのぬか漬けについて、
- 漬け時間は何時間がいいのか
- 味や香りがどうなったのか
- どんな栄養素が含まれているのか
ピーマンのぬか漬け!時間や味と香りは?
まずは、ピーマンの下処理から。ピーマンをよく洗って、縦半分に切って種を取り除きます。ここで悩むのが、大きさ…。ピーマンは野菜ですし、我が家のぬか床は冷蔵庫保存ということで「まずは基本の24時間!」と思いましたが…。
少しぬか漬け慣れしてきた私は、意外に早く漬かる予感がしたので、漬け時間12時間から始めてみることに!
我が家のぬか床は”発酵ぬか床”なので、塩もみせずにそのままGO~^^
ピーマンのぬか漬け~漬け時間12時間~
見た目は、元の通りほぼ変わりありません。じっくり見たら、少し黄色っぽいかな…?
「あれ、もうちょっとかな?」塩気もあってぬかの香りもしていますが、ちょっと薄い感じです。
まだまだ、ピーマン特有の青臭さと苦みが勝ってしまっています。(この時点で、家族の味見はちょっとやめておきました^^;)
ということで、もう12時間漬けてみましょう。
ピーマンのぬか漬け~漬け時間24時間~
24時間漬けてみて、見た目は12時間の時よりも黄色っぽくちょっとしなっとした感じで、たしかに漬かっている気がします。塩気やぬかの香りもしっかりあり、さらにピーマン特有の青くささと苦味もやわらいでいます。
でも、しっかり噛みしめているとまだ青臭さがでてきます^^;端っこ(5mmくらい)ではわからないので、1枚洗って食べてました。
「うん、わりと大丈夫!意外に美味しいかも?でも、やっぱり噛みしめているとピーマンの苦味が出てくる」というのが、私の正直な感想。
「それ、ピーマンのぬか漬け…?」(娘)
「うん。どう、美味しい?」(私)
「うん、美味しいよ」(娘)
「食べれるよね?」(私)
「うん、ぜんぜん平気^^」(娘)
「そうそう、ピーマンの苦味が消えてる?」(私)
「う〜ん…。それは、まだちょっとあるかな」(娘)
そうですか、まだありますか。やはり、しっかり噛んでると苦みが出てくるみたいですね^^;
ということで、さらに12時間漬けてみることにしました!(なんとか、家族みんなに「美味しい!」と言わせたい私…)
ピーマンのぬか漬け~漬け時間36時間~
さて、合計36時間漬けたピーマンはどうなっているでしょう?肝心の味や香りは、「あら、塩気もぬかの香りもしっかりしていて美味しい!」
これが一番味も香りもしっかりしていて「これぞ、ぬか漬け!」っていう仕上がり^^
ちなみに、ピーマン特有の青臭さや苦味もほぼ消えていました!これならきっと、息子も美味しく食べられるはず。で、息子の感想は?
「うん…」(息子)
「美味しい?食べられる?」(私)
「まずくはないけど、わざわざピーマンをぬか漬けにしなくてもいい!」(息子)
あら、厳しいお言葉ですのね。でも、ピーマンの青臭さと苦味は気にならないようでした。ということは、大成功ですね^^(よしよし…)
では次に、気になるピーマンの栄養について見ていきましょう。これを知れば、きっとピーマンを漬けたくなるはず!
ピーマンの栄養って?
「苦い!青臭い!」と嫌われるピーマンには、ああ見えて栄養がたっぷり詰まっているんですよ!どんな栄養成分や嬉しい効果があるのか、さっそく見ていきましょう。
カプサイシン
ピーマンは、特に辛みは感じないですがカプサイシンを含んでいます。カプサイシンは、内臓を刺激してグリコーゲンをエネルギーに変える働きがあります。なので、疲労回復効果や脂肪燃焼という女性にとっても嬉しい効果もあるんです!
ピラジン
ピーマンの青臭さの素が、ピラジンです。ピラジンは血が固まるのを防ぐ働きををするので、血栓予防になります。クロロフィル
ピーマンの緑色の素で、葉緑素とも呼ばれ抗酸化作用があります。また、コレステロールが血管に付着するのを防いだり、悪玉菌を体外に排出するのを助けれくれます。ビタミンC
ピーマンのビタミンCは、トマトやレモンよりも多いと言われています!メラミンの生成を防いでくれるので、美白効果が嬉しいですね。ビタミンP
正式にはビタミン様物質で、フラボノイドとも言われています。ビタミンCの吸収を助けたり、酸化を防いでくれます。また、毛細血管を丈夫にする働きも持っています。βカロテン
抗酸化作用があり、皮膚や粘膜の健康を維持する働きを持っています。その他にも、
- ビタミンB1
- ビタミンE
- カリウム
- 食物繊維
何よりぬか床は発酵食品なので、酵素や乳酸菌が加わります。
つまり、腸内フローラが整って体の中から健康になる!ということ。これでこの夏は、”夏バテ知らず”で過ごせそうですね^^
こうしてぬか床にいろんな野菜を漬けることで熟成が進み、どんどん味わい深いぬか漬けができるようになるんです♪
まとめ
- ピーマンのぬか漬けって微妙なの?実際にやってみた味と香りの感想!
ピーマンは、実が薄いし内側はデコボコがあるので漬かりやすいと思って12時間から始めました。結局36時間かかってしまいましたが、思ったより美味しいぬか漬けになりびっくり^^
漬け時間を長くするにつれ、ピーマンの青臭さや苦みは消えていき「ぬか漬けの塩気や香り」が増していきました。(Myぬか床が、しっかり働いている証拠!) - ピーマンの栄養について
意外かもしれませんが、ピーマンにはビタミンCが多く、またビタミンCを助けるビタミンPも含まれています。
他にもビタミン類は多く含まれているので、夏には欠かせない野菜。またピーマン特有成分のピラジンやカプサイシン・クロロフィルなど、身体を元気にしてくれる成分もたっぷり^^
そんなピーマンのぬか漬けは、そこにぬか床の栄養分が加わるので最強のお漬物になります!
ぬか床が、ピーマン特有の苦みや青臭さを消してくれることが分かったので、ピーマンのぬか漬けは食べやすくホントにお勧め^^
ちなみにこの苦みは、ピーマンが未成熟の状態で収穫されて食べているからだそうです。完熟すると赤くなって苦みは消えるのですが、収穫までに相当な時間がかかってしまうので現代の流通には向かないんですね…。
我が家の家庭菜園のピーマン。赤くなるまで待ってみようかな…。
ちなみに、私がいつも愛用しているぬか床はコチラ!
Ogaさん、ピーマンのぬか漬けについてまとめてくださりありがとうございました♪
我が家も、猿よけ菜園ハウスで夏野菜を毎年自然栽培しています!もちろんピーマンは、きゅーり・トマト同様レギュラー野菜なので、夏バテ対策にチャレンジしてみますね^^
そうそう!その他の変わり種のぬか漬けは、コチラでチェックを♪
⇒ぬか漬けの変わり種シリーズへ
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