~2年間つないだ醤(ひしお)~
「醤(ひしお)ってホントにすごいっ!!」
「使い方を工夫すればするほど、お料理のお味がワンランクアップしちゃうんですよっ!」
こんにちは。発酵家庭料理研究家のまごきょんです。最近になって、やっと知名度がアップしてきた醤(ひしお)ちゃん。
その素晴らしさに、やっと世の中が気づいてくれたんですねっ(´;ω;`)ウゥゥ ウレスイ!
ほっんとに超お手軽にできちゃう醤(ひしお)。でも作ったのはいいけれど、「いったい、お料理にどうやって使えばいいの?」と、そのまま眠らせてるという声もチラホラ(^-^;)
確かに、そのままご飯に乗っけるだけでもじゅうぶん美味しいんだけど、そればっかりでは芸がないし、ちょっぴり飽きちゃいますよね…(^▽^;)
ってことで今回は、発酵ワールドをより楽しむための醤(ひしお)を活用した簡単レシピやポイントをご紹介します。
醤(ひしお)の使い方をマスターすれば、お料理の腕があがってだんな様に見直されるわ、アラフォーの腸内フローラも整うわで、良いことづくめですよ!
簡単!醤(ひしお)の使い方ポイント
それではさっそく、我が家で実際に作っている醤(ひしお)のレシピをご紹介します!と、その前に醤(ひしお)を使う上での使い方ポイントを簡単にお伝えしておきますね。ポイントさえ押さえれば、たいていの場合お醤油やお味噌の代わりと思って使っちゃえばOK!
- 火を入れずにそのまま使うと・・・お醤油の味
- 火を入れるお料理に使うと・・・お味噌の味
ちなみに、醤(ひしお)の塩分はお醤油よりも少ないです。でも、しょっぱさが気になる場合は、甘酒や本みりんを混ぜることでお味のバランスがさらに整いますよ^^
これらを頭に入れつつ、醤(ひしお)の活用レシピを見ていきましょう。
お手軽!醤(ひしお)おすすめの食べ方レシピ
醤(ひしお)の使い方ポイントを頭に入れれば、なんにも難しいことなんてナッシング!どれも超簡単です♪~納豆&醤(ひしお)~
今から醤(ひしお)の食べ方やレシピをこの4つに分けてご紹介していきます!
- そのまま使う!混ぜ合わせて使う!
- 他の調味料と合わせて使う!
- 漬け込みに使う!
- 炒め物や煮物の味付けにつかう!
では順番に見ていきましょう^^
1.そのまま使う!混ぜ合わせて使う!
醤(ひしお)の発酵パワー、つまり分解力を活かすなら、まずはそのまま使いましょう!しかもそのほうが、酵素やビタミン類を失うことなく自分のカラダに取り込むことができますよ(´∀`*)
~イカキムチ&醤(ひしお)~
そして、何より…。
お い し い!
んですもの~(人´ω`*)
ってことで、一気にいきますね~♪
- そのまま炊きたてご飯にのっけて!
- 卵かけご飯のお醤油がわりに!
- 納豆と混ぜ合わせて!
- ちりめんじゃこに混ぜてご飯に!
- キムチやイカキムチに混ぜ込んでさらに深い味わいに!
- きゅうりなど野菜スティックのディップとして!
- アボカドにのっけて!
- 刺身醤油のかわりに!
- 唐揚げにつけて!マスタードをプラスしても!
- 大根おろしと一緒に干物につけて!
- 出しをとったあとの昆布を細切りにして混ぜ合わせ佃煮風に!
- 梅干と生姜、ひしおをプラスして混ぜ合わせたらお茶漬けにも!
どうですか?とにかく、醤は何の食材とも相性はバッチリですよ^^
2.他の調味料と合わせて使う!
~醤きゅうりサンドイッチ!~
醤(ひしお)を他の調味料と合わせて使うなら、一番活躍するのがドレッシング!
配合といってもいつも適当(笑)なんです。それでも、美味しくできちゃうのが醤の実力♪
でも一応、目安の分量はきちんとご紹介!黄金比率を覚えておきましょう!
これをもとにして…。
【ひしおドレッシング】材料と作り方
ひしおドレッシングの材料はコチラ。- 醤(ひしお)・・・大さじ1
- 甘酒・・・大さじ1
- 米酢・・・大さじ2
- オリーブオイル・・・大さじ2
- 塩コショウ・・・少々
- これらを全部よ~く混ぜ合わせて出来上がり!
黄金比率からいくと、ひしお(お醤油代わり)を大さじ2なんですが、甘酒と割ることで丸みがでて深い味わいになります^^
あと、オリーブオイルをごま油または、今話題の亜麻仁油やエゴマ油に置き換えてもGoodデス!
米酢は、りんご酢やワインビネガーにしてもまろやかな味わいになりますよ^^
私は、このドレッシングをもとに酸味、つまりお酢をもうちょい多めにして、カルパッチョの漬け込みタレとして使っています。これまた、めっちゃ美味しいので4歳児もパクパク♪
あと、おすすめの醤(ひしお)とコラボしたい調味料は
- イチゴジャム
- マーマレード
え!?それはちょっと・・・。と尻込みしたあなた!
それが1:1で混ぜ合わせることで、お肉のソテーにぴったりのソースに変身するんですよっ。しかもちょっとスペシャルなごちそうになっちゃいますよ^^
それからあとは、こんな感じでいろんな調味料とのコラボを楽しんでみてくださいね^^
- ぽん酢・・・和物に。オリーブオイルを追加してサラダにも。
- マヨネーズ・・・野菜と一緒にパンにはさんでサンドイッチに。
- 豆板醤・・・炒め物の味付けに。たたききゅうりを和えても。
- おろし生姜・・・お刺身や冷奴のタレに。
- おろしわさび・・・ネギトロやアジのたたきに添えたり、ちくわやかまぼこに。
- おろしにんにく・・・パスタや炒め物の味付けに。
- 練りゴマ・・・茹で鶏にのせバンバンジー風に。
- 粒マスタード・・・ハンバーグやソーセージに。鶏肉の照り焼きにも。
- ケチャップ・・・野菜の和え物や炒め物の味付けに。
ま~だまだ、いろんな調味料との未知の遭遇もあります♪ 基本はすべて、まずは1:1で!
~醤(ひしお)&豆乳ヨーグルト&マヨネーズ~
そうそう!豆乳ヨーグルトと混ぜてもイケますよ!ヨーグルトなので調味料ではないんですが、醤を混ぜるとヘルシーなローカロリー発酵マヨネーズに変身♪ これ、めちゃ美味しいです^^
あとは、お好みで調整してご家庭の味に仕上げるのが楽しい!思わぬ発見があって、こりゃもうやめられません~(*´∀`*)
お次は、醤(ひしお)のパワーを一番実感できる「漬け込み」に使う方法ですよ!
3.漬け込みに使う!
~醤(ひしお)に付け込まれたお惣菜のどんぶり~
醤(ひしお)は、万能発酵調味料です。一番その実力を見せ付けてくれるのが、食材の漬け込み。
分解力がハンパないので消化がよくなるだけじゃなく、新しい栄養素やうまみ成分が増えるんです!使わないとホント損していますよぉ…。
それでは、醤(ひしお)に食べ物を漬け込む基本の方法を紹介しましょう!今回は、えのきだけを例にしてみますね。
【えのきだけのひしお漬け】材料と作り方(2人分)
【えのきだけのひしお漬け】の材料は、コチラ。- 醤(ひしお)・・・大さじ4
- えのきだけ・・・60g
- 塩・・・適量
- 甘酒・・・大さじ1~2(お好みで)
- えのきだけの根元を1cmほどカットして、1~2cmの長さに切ります。
- ビニール袋にカットしたえのきだけと塩をして揉み込みます。
- 2に醤とお好みで甘酒をいれ、袋の上からよく揉み込みます。(しょっぱいと感じたら甘酒追加がおすすめ)
- えのきだけがしんなりしたら、空気を抜いて袋の口を閉じて冷蔵庫へ。
- 食べごろは1日以上。でも1週間以内に食べきりましょう。(そのまま置いておくと乳酸菌発酵が進みすっぱくなってしまうので)
そうそう!このえのきだけの醤漬け、まるで瓶詰めのアレですよ!アレ!そう、なめたけ!しかも煮詰めてないので、酵素たっぷり!ビタミンたっぷり♪フレッシュなめたけです^^
つまり、美容と健康に嬉しいご飯のお供が出来上がり~(*`艸´)ウシシシ
また、お肉や魚を漬け込む時は、塩をふったらしばらくおいて、出てきた余分な水分を拭き取りましょう。
そして、醤で最低5時間以上は漬け込んでくださいね。あ、もちろん冷蔵庫に寝かせてあげてください~。
4.炒め物や煮物の味付けにつかう!
最後は、醤(ひしお)を味付け調味料として使う方法です。
それこそ、普通に炒め物や煮物の味付けに使っちゃいますよ。
具体的には…。
- 高野豆腐を煮て、最後にひしおで仕上げる
- 肉じゃがを煮て、最後にひしおで仕上げる
- 厚揚げをオーブントースターで焼いてひしおを振りかける
- 野菜炒めの仕上げに
- 餃子たねの味付けに
こんな感じです^^
炒めたり煮たりすることで、お味噌のような深い味わいになり、ぐぐーんっと美味しくなりますよ!
「なんか味が決まらないわ~」と迷ったら、とりあえずは醤!これで間違いないです(*^ー^)v
それでは最後に、今回の内容を簡単に振り返っておきますね。
まとめ
- 簡単!醤(ひしお)の使い方ポイント
- 火を入れずにそのまま使うと、お醤油の味
- 火を入れるお料理に使うと、お味噌の味
- お手軽!醤(ひしお)おすすめの食べ方レシピ
- そのまま使う!混ぜ合わせて使う!
- 他の調味料と合わせて使う!
- 漬け込みに使う!
- 炒め物や煮物の味付けにつかう!
醤(ひしお)の詳しい仕込み方はこちらへ!
⇒醤(ひしお)の作り方とは?!動画と画像で超かんたん解説します!
ということで・・・
醤(ひしお)は、お醤油を超えた究極のグルタミン酸なんですね~♪
お醤油とお味噌のイイとこ取りをして、しかも酵素の宝庫!抜群の万能調味料ですよ!
あ!そうそう!納豆と醤は、お味の相性はバツグンなんです。でも、醤を仕込む時はくれぐれも納豆を食べないでくださいね。もし食べたら、1日以上は醤(ひしお)の樽を触らないこと!
でないと、納豆菌が繁殖してネバネバ醤になっちゃいますから^^;
それでは、もしあなたも醤の美味しい発見があったら、ぜひコメント欄でお知らせくださいね!みなさんでシェアして、ヘルシーかつ豊かな食卓にしていきましょう~(*´∀`*)♪
こちらの記事にいただいた質問コーナー
ショコラさん♪
コメントありがとうございます!
ひしおのつなぎ方ですね^^とりあえずこのどちらかでOKだと思います。
1.新しく仕込んだひしおへ、先代のひしおを混ぜる。
2.先代のひしおに、直接新しいひしおの材料をいれて仕込む。
わたしは、とりあえず完成するまで必要な分を取っておいて、2番でやっています。
やはり先代のひしおを混ぜて仕込んだほうが、発酵の進みが早いからです^^
ショコラさんも、いろいろ試してひしおライフを楽しんでくださいね♪
これからもよろしくお願いします(*´ω`*)
2のやり方で試していきたいと思います!
2年ものの醤・・・素敵ですね♪
私もそうなれるように作っていきたいと思います!
これからも楽しみしています^ ^
ショコラさん♪
ご丁寧にありがとうございます(*´ω`*)
ぜひぜひ、美味しいひしおをつないで行ってくださいね♪
こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願いします!
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はじめまして。
伏木暢顕さんの ひしおの本を読んで、はじめて 豆麹と麦麹を買い求め作ってみたのですが、豆がごろごろした感じでぱらぱらしているので、途中で分量より大目に醤油を足してみたりしました。でもゆるくならないのですが、まだ醤油が足らないのでしょうか?甘酒を足すとありましたが、市販の甘酒でもいいでしょうか?日持ちのために火入れをしてあるので、生甘酒を作った方が良いのでしょうか?すみません、漬け込んで10日ほどたちました、まだ調整ができるでしょうか?
山本さん、コメントありがとうございます♪
伏木さんのひしおの本のレシピということは
・醤麹(豆麹&麦麹)乾燥タイプ:1.1kg
・しょうゆ:1200ml
・水:600ml
・昆布:3枚(10×10)
で仕込まれたのでしょうか。
もしかしてお水を入れ忘れておられませんか。
でなければ、分量通りで大丈夫です。
もちろんお醤油を足されたままでもOKですよ。
伏木さんの本やこちらの記事でも紹介しているように
毎日1回以上まぜておられますでしょうか。
あと、この時期は寒くて発酵がすすまないので
記事を参考にして20度前後になるよう保温をしてあげてください。
甘酒は、必須ではなく甘みの調整です。
市販の火入れがしてあるものでもOKですよ。
ただし原材料が「米・米麹」だけのものが良いですね。
もし手に入らなければ「本みりん」を少しか、米麹そのものを一握りでも^^
とにかく、毎日流水で洗い流した素手でかき混ぜてあげてくださいね。
発酵が完了しても、よほど長期間熟成しないとつぶつぶ感は残ります。
ミキサーなどでペースト状にしても使いやすいです。
ただし発酵が完了して、簡単に指でつぶれる程度になってからにしましょう^^
まごきょん様 ありがとうございます。水、醤油、分量通りで毎日1~2回混ぜています。素手で混ぜていると、水分がさらに減ってしまうような気がして、途中からヘラで混ぜています。そうですね、我が家の味には塩分が強いと感じるので、甘酒を混ぜてみることにします。金山寺味噌(自分で作ったことはないですが)なども甘口が好きなんです。
こんにちは。こちらのサイト大変参考になります。
この記事の画像にある、醤に漬け込んだ惣菜のどんぶりが大変美味しそうで
真似してみたい!と思うのですが、具体的には何を漬け込まれているのでしょう?
ぜひご教授願いたいです。
KTさん、コメントありがとうございます♪
あの「醤(ひしお)に付け込まれたお惣菜のどんぶり」に乗っけてある具材ですね!
確かにあれは本当に美味しかったです~(*´ω`*)
ですが、あのお惣菜は当時の講師の方が用意してくださっていたのと、かなり前なので記憶が定かでないのですが…
確かあの時、醤に漬け込んであったのは
・焼き鯖
・アボカド
・アオサ
・梅干し
・納豆
・オクラ
・えのき(きのこ類)
・塩辛(既成品ではなく醤で作ったもの)
こんな感じだったと思います~(*^^*)
基本的に何にでも合いますので、いろいろ試して見てくださいね♪