「レシピどおり作ったのに失敗した」
「捨てるのも勿体ないしどうしよう」
必ず成功するとは言えない甘酒づくり…。こんにちは。発酵食品大好き主婦のsayaです^^
「米麹の甘酒、案外つくるのは簡単だって聞いてたけど失敗したわ!」という人、多いのでは?
ちなみに、私もそのうちの1人です(笑)でも、失敗を繰り返すごとに原因が分かってきて、美味しくない甘酒の再利用も、うまくできるようになりましたけどね^^;
それは、ある意味すばらしい進歩ですね♪
最後まで読むころには、「もう1度挑戦しようかな」と思えるはずですよ!
まずは、甘酒が上手くできない原因から見てみましょうね。
甘酒がまずい!失敗してしまった原因3つとは?
サイトで、米麹の甘酒の作りかたをみると大抵「意外と簡単!」って書いてありますよね。私も「ポット?炊飯器?超カンタンじゃん!」と思ってつくったんですけど、失敗するする…。
「簡単じゃないじゃん!」と怒りそうになりつつ(いや、すでに怒っていたな…)、原因を追究するのが好きな私。甘酒づくりにも「なぜだ???」を探してみました。
すると、甘酒を失敗する原因が3つもあることが分かりましたよ^^;それがコレです!
- 温度を間違えている
- かきまぜていない
- 道具の殺菌ができていない
ほうほう…。ここからは、実際にできあがった失敗作と原因を結び付けて説明したいと思います。
あなたが作った甘酒がどんな状態なのか…。いっしょにチェックしてみてくださいね^^
失敗した甘酒の状態4つ
では、失敗した甘酒の状態を4つに分けて解説していきますね。- 米麹の芯が残っていて甘くない
- すっぱい
- 甘みが足りない
- 腐敗臭がする
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう!
1.米麹の芯が残っていて甘くない(少し酸っぱい場合も)
この状態になる甘酒の原因は、「温度を間違えている」ことです。そうズバリ、保温の温度が低いですね。芯があって甘くない甘酒は、だいたい50度くらいになっているときになります。
これは、麹菌がつくる酵素(アミラーゼ)がよく働く温度なんです。実は、この酵素がお米のデンプンを糖にすることで甘酒が甘くなるんですよ。
甘酒をつくるのに、1番大切と言ってもいい「温度」。適切な温度でないと、美味しい甘酒はできません!
前もって温めておけばよかったと後悔しました^^;
私はいつも、ヨーグルティアの温度設定を55度にしています。
2.すっぱい(腐敗臭がしないこと)
この「すっぱい」甘酒も、実は「温度を間違えている」からできるんです。保温状態が、70度くらいだとなりやすいですね。そして、酵素が作用しなくなった甘酒の中で、すっぱい成分をつくり出しているのが「乳酸菌」です。
70度くらいだと、乳酸菌も死んでいそうですが植物性乳酸菌は生きているんですよね。だから、どんどん増えて乳酸を出しているってことになります…。
部屋の温度や、炊飯器によって温度が違うので「応用が大事だな~」とつくづく思いましたね。
やはりヨーグルトメーカーなどの一定温度を設定できるものがないときは、面倒でもちょこちょこ温度計ではかったほうがいいですよ^^
1度は炊飯器で甘酒作りにチャレンジしてみたけど、ズボラな忙しい主婦の私には、日課にするのは無理だと確信しました^^;
3.甘みが足りない
米麹の芯もなく、上手くできているように見えてできていない。これは、1番微妙な感じになるパターンですよね…。この「甘みが足りない」甘酒の原因は、「かきまぜていない」ことです。
「混ぜとるわ!」というあなた。もしかしたら、かきまぜが足りないか上手くできていないのかも^^;
酵素によって糖ができるので、酵素が全体にちゃんと行き渡るようにしないと甘み不足になるんですよね。
混ぜるときは、ポットの側面や炊飯器の窯に触れている部分と、内部の温度差がなくなるようにするといいですよ。
甘さ控えめの甘酒でも、私はこれはこれで美味しいような気がしますが♪(あっ、慣れかも^^)
ヨーグルティアで仕込むと、出来上がりまで混ぜずに放置でも失敗しません。
4.腐敗臭がする
腐敗臭がする甘酒は、「道具の殺菌ができていない」ことが原因です。本当に腐敗している可能性があるので、絶対に飲まないでください!雑菌は私たちの目に見えないので、ついてるかついてないかって分かりにくいですよね^^;
雑菌をうまく殺菌できていないと、麹菌や乳酸菌が負けて発酵ではなく腐敗の道へ…。
なので、ポットの蓋とか炊飯器にかぶせる布巾も清潔なものを使いましょう!
道具や容器の熱湯消毒は、確かに大切ですね!特に梅雨時期などは。
甘酒はまだ腐らせたことはないのですが、豆乳ヨーグルトをヨーグルティアで作った時に熱湯消毒を怠り、2回ほどやらかしたことが…。
さて、ここまで失敗した甘酒の状態と原因について見てきました。
ちなみに失敗しない甘酒作りについては、まごきょんさんイチオシのこちらを参考にどうぞ^^
⇒ヨーグルティアで甘酒!ズボラで超手抜きな作り方を試した結果
とはいえ、どんなに気をつけていても失敗することはあります。そんなとき、捨てずに活用出来たら嬉しいですよね?
そこで次は、失敗した甘酒の活用法を紹介しましょう!
失敗しても万能!甘酒もどきの活用法とは?
失敗した甘酒は、そのままで飲めないからといって捨てるのはもったいない!結構いろいろな活用法があるんですよ^^ここでは、失敗した甘酒の活用法を紹介していくので参考にしてみてくださいね。※ただし、腐敗臭がしないものに限ります!
活用法その1:べったら漬けにつかう
甘酒として使う方法で、甘酒に砂糖を入れて、1週間くらい大根をつけるとべったら漬けができますよ。(ちなみに、かぶら寿司に利用してもOK)
べったら漬けは、甘酒があれば簡単にできるのでおすすめ^^放置しておくだけでできるので、超簡単でいいですよね。
活用法その2:ホットケーキに混ぜる
ミキサーで甘酒を滑らかにしたら、ホットケーキの生地に混ぜて焼きます。米粉を使ったみたいに、もちもちになるので美味しく食べられますよ!(パンとかに入れてもOK!)
お店に行くと高くつく米粉パンケーキをお家で食べられるなんて、甘酒の失敗で落ち込んだ気分がちょっと上昇しません^^
活用法その3:スムージーと混ぜて飲む
スムージーをつくるときに、一緒にミキサーにかける。オレンジとか柑橘系と一緒にまぜると、甘酒に少し酸味があっても気になりませんよ!
甘酒をブレンダ―でなめらかにしたものを、フルーツジュースに入れて飲んでも美味しかったです^^
活用法その4:お味噌汁にいれる
お味噌は麹を使っているので、甘酒と相性が抜群にいいんです^^甘くない甘酒は、お味噌汁の味も邪魔しませんしね!
私の家では、祖母の手づくり味噌なので米とか豆がけっこうな大きさで残っているので、あえて甘酒をなめらかにせずに入れています^^
粕汁みたいになって美味しいですよ~。
活用法その5:ドレッシングにまぜる
シソとかには合いませんでしたが、ゴマのドレッシングには合いましたよ^^(というかゴマが強くて、甘酒の存在が消えた…)ドレッシングって結構いろんな種類があるので、実験的に色々まぜてみるのも面白いかもしれません^^
これ以外にも、失敗した甘酒を活用する機会はたくさんあると思います。「どうかな~」と思うような組み合わせでも、意外と合ったりするものですよ!
ものは試し…!ってこと^^
そう。発酵のお料理は、実験の場です。楽しんだモン勝ちですよ♪
さて、ここまでいろいろ見てきましたが、最後にまとめておきましょう。
まとめ
- 甘酒を失敗する理由は3つ
- 温度を60度以下、または以上にしている
- かきまぜていない
- 道具の殺菌ができていない
- 失敗した甘酒の活用法は
- べったら漬け(かぶら寿司)
- ホットケーキ(パン)に混ぜる
- スムージー(フルーツジュース)に混ぜる
- お味噌汁に混ぜる
- ドレッシングに混ぜる
でも、他にも活用できると思うと失敗も怖くないんですよね。だから、気がゆるんで何回も失敗する(苦笑)
あなたも失敗を恐れずに楽しんで、次も甘酒づくりにチャレンジしてみてくださいね!
Sayaさん、甘酒の失敗の原因や失敗した時の活用法についてまとめてくださりありがとうございました♪
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