「べったら漬けの作り方って簡単!?」
「作ってどのくらいで食べられるの?」
こんにちは。発酵食パワーに絶賛注目中の主婦Ogaです^^
我が家では、主人がべったら漬けが大好きなんですね。先日スーパーでふと原材料を見た時、「米麹」と書いてあるのに気が付きました。
ということは、麹を使って作る発酵食品ですよね?もしかしたら、塩麴や甘酒を使って簡単に作れるのでは?と思い、調べてみました。
べったら漬けの簡単な作り方とは?
べったら漬けと言えば、東京(日本橋)のお漬物で有名ですよね。毎年秋には、「べったら市」が開催され賑わうとか…。もちろん、美味しい市販の製品もたくさんありますが、どうしても添加物が気になるのも本音。できれば、安心無添加の自家製べったら漬けにも挑戦したいところ…。
でも、本格的に作ろうと思うと、やはりけっこう手間がかかるんですよね^^;
そんな時に活用するのが、こちらの発酵食品!
ということで、さっそく失敗しない簡単なべったら漬けの作り方を2種類紹介していきましょう~。
それでは、初めに甘酒を使ったべったら漬けの作り方からです。
1.甘酒を使ったべったら漬けの簡単な作り方
塩麹と同じく、甘酒も麹から作られていますよね。ということは、きっとおいしいべったら漬けができるはず。
では、甘酒を使ったべったら漬けの作り方を紹介しましょう!
下漬けありの作り方
まずは、こちらもひと手間かける「下漬け」をして作る手順から。材料
- 大根 1本(約750g)
- 甘酒 300g
- 塩 30g(大根の重さの約4%)
作り方
- 大根は4等分して、皮を厚めにむいてから縦半分に切る。
- 塩をまぶしてビニール袋に入れて、1日ほど冷蔵庫に入れて下漬けする。
- 大根の水けを切ってもう一度ビニール袋に入れて、甘酒を注いで2~3日おく。
ただ、下漬けするこの作り方も、3~4日待つことになります。
では、下漬けなしでもうちょっと早く食べられる、甘酒を使ったべったら漬けの作り方を見てみましょう!
この方法で実際に私が作ってみたので、写真付きで紹介しますね♪
下漬けなしの作り方
材料
- 大根 約1/2本(約400g)
- 甘酒 150g
- 塩 10g(大根の重さの約2.5%)
- 砂糖 20g
- 鷹の爪 1本
- 昆布 5㎝1枚
今回は、味噌蔵見学の際にいただいたマルカワ味噌さんの甘酒を使いました♪
作り方
- 大根の皮をむいたら、
食べやすい大きさに切る。
- ポリ袋に大根以外の材料を入れてよく混ぜる。
- 大根を入れてしっかりもみ込んで空気を抜く。
- ポリ袋の口をしっかり止めて冷蔵庫に入れる。
- 半日置いて、もう一度ポリ袋の中の空気をしっかり抜いて封をする。
- 冷蔵庫に入れて、1~2日間漬け込んだら完成。
出来上がったべったら漬けは、家族に大好評!夫はもちろん、長女もパクパク食べていました。
ちなみに大根の皮は、きんぴらにして美味しくいただきましたよ♪
【大根の皮きんぴらの作り方】
- 皮は細長く千切りにする。
- フライパンになたね油を敷いて、細切りした大根の皮を炒める。
- 軽く塩コショウをしてへしこの糠で味付けたら完成!
ちなみに、1~2日間とはいっても、2日目の方が発酵が進み甘みが増して美味しくなるんですよ。
そうそう、市販の甘酒を飲み物としていただく時、甘すぎると感じることが多いですよね^^;そんな時は、塩を少し入れると美味しくなりますよ。
ぜひ、お好みに応じて塩加減を調整してみてください…。
それでは次に、塩麹を使うべったら漬けの作り方を見てみましょう。
2.塩麴を使ったべったら漬けの簡単な作り方
おいしいべったら漬けが、自分で簡単に作れると嬉しいですよね^^
最近では、どこのスーパーでも置いてある塩麴。これを使ったべったら漬けの作り方を紹介しましょう!
下漬けありの作り方
まずは、一手間かける「下漬け」をして作る手順から。材料
- 大根 500g
- 調味料A
- 水 200㏄
- 塩 大さじ1
- 調味料B
- 塩麴 150g
- 砂糖 50g
- 酢 小さじ2
作り方
- 大根は皮をむいて縦半分に切る。
- 調味料Aをポリ袋に入れて混ぜ合わせ、①の大根を入れて密封する。
このまま暖房のない部屋で一晩寝かせて下漬けをする。 - ボウルに調味料Bを合わせて、しっかと水切りをした②の大根にまぶしてポリ袋に入れる。
- 空気を抜いて密閉して常温に2~3時間置き、その後冷蔵庫で2~3日間寝かせる。
でも、簡単と言っても3~4日間かかってしまいます…。なので、もうちょっと早く食べられるもっと簡単な作り方を見てみましょう!
下漬けなしの作り方
材料(2人分)
- 大根 200g
- 昆布 3g
- みりん 40ml
- きび砂糖 大さじ2
- 塩麴 大さじ2.5
作り方
- 大根は皮をむいて、幅5㎜の半月切りにしてビニール袋に入れる。
- みりんを沸騰させて、約半量になるまで煮詰めて煮切りみりんを作る。
- 粗熱をとった煮切りみりん・きび砂糖・塩麹・昆布を①のビニール袋に入れて、よく混ぜ合わせて一晩おく。
- 水けをきってお皿に盛りつける。
ちなみに、塩麹の使い方はコチラの記事も参考にどうぞ!
⇒塩麹の使い方を食品別に教えます!今日から万能調味料に大変身!
ということで、甘酒や塩麴を活用すれば、美味しいべったら漬けを簡単に作ることができることが分かりましたね。
では次に、べったら漬けの基本の作り方を見てみましょう。きっと、甘酒と塩麹を活用した作り方が、いかにお手軽かが分かるはずですよ~。
べったら漬けの基本的な作り方
一般的に、べったら漬けはこのように作られています!さっそく、見ていきましょう~。材料
- 大根 2㎏
- 米麹 200g
- 砂糖 150g
- みりん 150㏄
- 塩 70g(大根の重さの3.5%)
- 水 200㏄(下漬け用)
- 湯(60℃) 100㏄(下漬け用)
作り方
- 大根は皮をむいて縦半分に切る。
- 大根を塩でもみ、容器に平らに並べて水を隅から流し込む。上から重しをしたら、2~3日間下漬けをする。
- 途中で水が上がってきたら、大根の上下を返す。
- みりんは100㏄のお湯で薄め、麹と合わせて3時間ほど保温(※)する。
- 柔らかくなった麹に砂糖を加える。
- 下漬けした大根と⑤を交互に入れて、軽い目の重しをして冷暗所におく。
- 2~3日くらいで食べられるようになる。漬かってすぐよりも、日がたつ方が甘くなりおいしい。
- 炊飯器の中に50~60℃くらいのお湯を張り、その中に麹の仕込み容器を浮かべる。
- お湯を入れた炊飯器を保温にセットして、蓋を閉めずに布巾などをかけておく。(蓋をすると温度が上がり過ぎてしまいます)
こう見ると、やはり先ほど紹介した簡単な作り方に比べると、かなりのお手間入りということが良く分かりましたね。
で、基本的な作り方とは言うもののお漬物なので、やはり各家庭で作り方も味も違ってくるようです。
麹床の作り方も分量も様々ですからね…。また下漬けの後、数時間干すやり方もありますよ。
それでは最後に、今回の内容を振り返っておきましょう!
まとめ
- べったら漬けを美味しく簡単に作るには、発酵食品の甘酒と塩麹を利用する!
- いずれも、下漬けをする作り方としない作り方がある。
- 簡単で早く漬かるのは、大根をあらかじめ食べやすい大きさに切っておく作り方。
- 一番早く食べられるのは「塩麹を利用した下漬けなしバージョン」
- 次に早くて本格的な味に近いのは「甘酒を利用した下漬けなしのバージョン」
- べったら漬けの基本的な作り方は、下漬けをして麹床も自分で作って漬けるので手間はかかる。(作り始めて1週間くらいでできるが、日が経つにつれ甘みが増して美味しくなる)
何より自家製は安心して食べられるので、まずはお手軽簡単にできる作り方でお試してみては。
雪のように白くてほんのり甘いべったら漬けは、漬ける人によって味が違ってくるのは何だか奥が深いですよね。まるで、家庭のお味噌汁のよう^^
そんなに難しく考えないで、私にあった作り方で自家製のべったら漬けに挑戦したいものです。
Ogaさん、べったら漬けの簡単な作り方についてまとめてくださりありがとうございました♪
できれば甘酒も手作りがおススメですよ!
⇒甘酒の作り方!米麹とお粥で酵素タップリなレシピとは?
無添加漬物・国産野菜無添加漬物沢庵・無添加もろみべったら漬け 150g
無添加なべったら漬けはコレだけでした…(´∀`;)
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