「遠藤酒造場の甘酒って、本当に美味しいの?」
「市販の甘酒との味の違いは?」
こんにちは、発酵家庭料理研究家のまごきょんです(●´ω`●)
甘酒はもっぱら手作り派ですが、どーしてもハードル高く感じる方からよく受けるご相談。
「市販の甘酒なら、どれが美味しいんですか」
そんな質問にいつもお答えしているのが、遠藤酒造場さんの甘酒。材料は、米と米麹だけ!という、1861年から創業されている長野県の酒蔵さんがつくる本物の甘酒です。
ですが、遠藤酒造場さんの甘酒はお取り寄せが基本。スーパーで手軽に買うことができる甘酒と、どう味わいが違うものなのか…。
普段、私が仕込んでいる手作り甘酒との違いも気になる~。
飲み比べのあとに”ある実験”も試みたので、ぜひ最後までご覧くださいね!
遠藤酒造場と市販と手作りの甘酒4種を飲み比べ!
遠藤酒造場さんの甘酒って、本当に美味しいですよね。なので、一度飲んだらリピーターになるというファンが多くて、注文から手元に届くまで1ヶ月以上待つなんてことも・・・!私がお取り寄せした時は、2週間ほどで届いたのですが、タイミングによってはかなり待ちます。まぁ、そこまでしても購入する価値あり!なのが、遠藤酒造場さんの甘酒なんですけどね。
ちなみに我が家は、普段から甘酒は手作り。なので、スーパーに甘酒がずらりとならんでいても気にもとめず…。
ということで、遠藤酒造場さんの甘酒が届いたタイミングで、家族全員による”甘酒の飲み比べ会”を決行しましたよ♪
今回のエントリーは、こちらの甘酒さんたち4品です!
左から順に、
- マルコメの【甘酒】
- 森永製菓の【甘酒】
- 遠藤酒造場の【造り酒屋の甘酒】
- まごきょんの【手作りの甘酒】
甘酒の飲み比べ会in我が家
飲み比べの方法は、こんな感じで実行しました。- まず、コップの底に「え」「森」「マ」「手」といった印をマスキングテープで貼っておきます。
- それぞれのコップに、該当する甘酒を注いでおきます。
- 家族全員に4品の甘酒を飲んでもらいます。(コップの裏は見ない)
- 美味しかった順に感想とともに並べてもらいます。
- 答えを知っているはずの私も、もちろん参加。(当然コップの裏は見ない)
- 甘酒を飲んだ後、家族4人意見をまとめました。
そして、その結果はいったいどうなったのでしょう~。
4種の甘酒を飲み比べてみた結果
なんと驚いたことに、家族4人全員の意見が一致したのです!!ですので、このあとランキングで発表しますね。
なおこれらの結果は、あくまでも我が家での個人的な感想です。もし万が一、メーカー関係者さんが読まれて気を悪くされたら本当にすみません…。
と、お詫びとお断りを先にしておいて、まずは第4位から発表です~。
第4位!
甘酒の飲み比べ第4位は【森永の甘酒】でした。
いや、ごめんなさい。まずこの甘酒は子供たちに不評でして…。(汗)なぜなら”酒粕”が入っているからでしょうね。
4歳の次女は、口に入れたのは良いけど飲み込むことができないくらい、NGだったようです^^;中1の長女も「うわ!これ苦手!」と言っていました。
森永さん、本当に本当にごめんなさい…!(滝汗)酒粕が苦手な人には、厳しいようです。
原材料は、こんな感じですね。
- 砂糖
- 酒粕
- 米麹
- 食塩
- 酸味料
ちなみに、原材料は使われている分量が多い順に表示されています。なので、砂糖が一番多いということですね。次に、酒粕。
酒粕が米麹の量より多いため、その味を中和するために砂糖が使用されているのでしょうか。「こだわりの酒粕・米麹使用」って書いてあるんですけどね…。
やっぱり何度試しても、子供たちはもちろん私達夫婦も苦手なお味でした。(森永さんホントごめんなさい!決して悪気はないのですよ~!これはこれで、好きな人もおられるはず^^;)
第3位!
甘酒の飲み比べ第3位はマルコメ 甘酒でした。
この甘酒は、原材料を見てわかるとおり、とてもシンプルです。
- 米
- 米こうじ
- 食塩
お味はまさに「甘じょっぱい!」好みがわかれるところで、大人は「まぁ美味しい」子供は「飲めるけどちょっと塩気が強くて苦手」のようです。
塩で、麹の甘さがうまい具合に引き立っていると感じました。でも、子供たちにとっては塩が主張しすぎだそうです。
パッケージには「米糀からつくった」「無加糖 国産米100%」と謳っているだけあって、市販の中ではこだわって作られている感じが伝わりましたよ。
ちなみに、お酢好きなMaiさんが実際に1週間試した口コミはコチラ!
⇒マルコメ甘酒を私が口コミ!辛口甘口な本音の感想とは?
第2位!
甘酒の飲み比べ第2位は【まごきょんの手作りの甘酒】でした。惜しくも、1位を逃してしまった手作りの甘酒…。
我が家の甘酒は、普段飲んだり食材を醸したりする場合によく使うので、酵素たっぷり仕様で仕込んでいます。甘味料代わりには、あまり使いません。なので、水分の割合が多いあっさりタイプ。
材料はもちろん超シンプルで
- 米
- 米こうじ
という事は、やっぱり甘さが控えめなのが1位を逃した原因でしょうか。子供たちは”甘いモノ”が大好きですからねぇ^^;
でも「毎日飽きずに飲めるのは、やっぱりこっち!」と、長女(中1)や夫は言っていました。私もそう思います!酵素も栄養もたっぷりですしね♪
王者第1位!
栄えある王者!甘酒の飲み比べ第1位は【遠藤酒造場の甘酒】でした!
まずは、子供たちに大好評だったのです!これは甘酒の概念をくつがえすほど。
甘み・つぶつぶ感・濃度・後味などなど、申し分ないバランス。私達夫婦は「ちょっと甘すぎ!?これを薄めるの?」と少し思うほどでしたが、一応ストレートタイプなんですよね。
材料ももちろん手作り甘酒と同じく、超シンプル。
- 米麹
- 米
さすが、創業150年老舗の酒蔵さんです。お米と米麹のクオリティーに相当こだわって作っておられるのでしょう。でないと、砂糖なしであの甘味は出ないと思います。
これならスイーツのお砂糖代わりとしても、じゅうぶん使えるほどなのでは。実際に卵焼きに入れてみたんですが、普段しょっぱい系卵焼き派の我が家でも好評でした。
そこで!飲むだけじゃ飽き足らず、遠藤酒造場さんの甘酒のパワーを料理で試してみたくなり…。
「甘酒にお肉を漬け込んで醸すとどうなるか?手作りVS遠藤酒造場」の実験をしてみましたよ!
甘酒でお肉を醸す実験!手作りVS遠藤酒造場
お肉を甘酒で醸す。これは、生きている甘酒ならではの神業です^^詳しくはこちらの記事をご覧になって頂きたいんですが…
参考:肉を柔らかくする最強の方法とは?旨みと栄養価もアップします!
ザックリ言うと、「甘酒の麹菌が出す酵素によって食材の成分が分解され、甘みや栄養分が増える」ということです。
つまり「栄養価がアップして美味しくなって消化の負担が減る!」のですね。そしてこれは”生甘酒”でないと、成立しないんですね。
我が家の手作り甘酒は、いつも火入れをせず作ったままで飲んだりお料理に使用。対する遠藤酒造場さんは、おそらく市販の甘酒になるので、流通経路に乗せるため”火入れ”がしてあるはずなんですね。
と、うんちくはこのくらいにして、さっそく実験の様子をご覧ください♪
”手作り”と”遠藤酒造場”の甘酒でお肉を醸してみる
- 豚肉(130g)に軽く塩をまぶします。(同じものをもうひとつ用意)
- それぞれ甘酒を大さじ2ずつ入れて、お肉に揉み込みます。
- 冷蔵庫で一晩漬け込んでおきます。(この状態を”甘酒で醸す”と言います)
- 漬け込んだ豚肉をフライパンで焼きます。
- それぞれのお肉を試食!
家族には、どっちが手作りなのか遠藤酒造場なのか明かさずに食べてもらっています。
さて、その結果は・・・!?
「どっちも美味しいし柔らかい!あれ?違いがわからない!?」
という、意見が続出!しかも
「と言うか、こっちのほうが甘くて美味しい♪」
と、遠藤酒造場の甘酒に漬け込んだお肉のほうが人気だったりして…^^;
と、不思議に思った私はお電話して確認してみたのです。すると、とても丁寧な対応をしてくださり「当店の甘酒は、出荷前に90℃で火入れして殺菌しています」との回答をいただきました。
ってことは、普通に考えて”生甘酒ではない”のです。
ただし、一つだけ言えること。
それは甘酒に火入れをする際、限界温度に達して酵素が死活する前に、最後の一花を咲かせる(分解パワーがもっとも活発になる)ため、ブドウ糖を大量に増やしてくれるんですね。
これも、遠藤酒造場さんの甘酒がすっごく甘い理由の一つだと推測しました。
火入れしてあるとは言え、まだ何かしらのパワー(ブドウ糖?)が働いていることは間違いないのでは…。これが、実感した今回の結果でした!
それでは、最後に今回の内容を振り返っておきましょう。
まとめ
- 甘酒4種を飲み比べた結果のランキングは?
1位:遠藤酒造場さんの甘酒
2位:まごきょんの手作り甘酒
3位:マルコメ 甘酒
4位:森永の甘酒 - 甘酒でお肉を醸す実験!手作りVS遠藤酒造場の結果は?
- 豚肉と鶏胸肉で試したが、遠藤酒造場の甘酒も柔らかくて美味しかった!
- 遠藤酒造場さんの甘酒は、出荷前に90℃で火入れがしてある
(市販の甘酒は、流通経路にのせるため通常はこのように殺菌してある)
ただ単に、遠藤酒造場さんの甘酒をレビューするのは面白くないという事で、飲み比べや醸し比べをしてみました。
結果は、遠藤酒造場さんの甘酒の実力をまざまざと見せつけられ…。いや~、人気の理由がわかるってもんですね。
ま、私達夫婦は、やっぱりあっさりとした手作り甘酒のほうが好みですけど。(あ、決して負け惜しみじゃないですよっ…!)
遠藤酒造場の甘酒についての詳細はこちらからどうぞ^^
⇒ノンアルコールでお子様も安心「造り酒屋の甘酒」
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