「失敗なく肉を柔らかくする方法を知りたい!」
「あるんですよ、旨みも栄養価もアップする最強の方法が♪」
こんにちは。発酵家庭料理研究家のまごきょんです。
先日、「シチューのお肉が柔らかくできないんだけど…^^;」といった内容の相談をもらいました。確かに寒い季節は、あったかいシチューが骨身にしみて美味しいですもんねぇ~。
でも、お肉はとことん煮込めば柔らかくなることもありますが、中途半端だと固くなり旨みもどんどん出てしまいます。
結果カチカチの出がらしになってしまうことも^^;それではせっかく頑張って作ったシチューが美味しく味わえないですよね。
ちなみに私は、お肉を買ってくると必ずある下処理をしてから冷蔵庫で眠ってもらうようにしています♪
「我が家ではこの方法がいろんな意味で最強です!」ってことで、今回はお肉を柔らかく美味しくする方法をシェアいたします^^
お肉を柔らかくする最強の方法はこれ!
我が家で、いつも実践している最強のお肉を柔らかくする方法はこちらです♪
ちなみに、【醸(かも)す】とは、カンタンに言うと発酵調味料に漬け込み、ある程度の時間をかけて微生物に分解してもらうことなんです。
詳しいことは後ほど触れますので、まずはお肉を柔らかくする手順をご説明しますね。
上記の方法のなかでも特にオススメなのが、1番の甘酒で醸す方法です。次におススメなのが2番のホエー(ホエイ)…。
3番の醤(ひしお)は、ちとお味が醤油やお味噌よりになってしまいますが分解力は高いです!また、しっかりと下味をつけたいときは4番の塩麹が便利ですね^^
それぞれの発酵食の作り方や詳しい内容は、こちらをご覧くださいね。
★甘酒の作り方!米麹とお粥で酵素タップリなレシピとは?
★ヨーグルトのホエイの成分!その美容効果がスゴすぎるっ! ?
★醤(ひしお)の作り方とは?!動画と画像で超かんたん解説します!
★【保存版】お料理の幅が広がる!マイルド塩麹の作り方とは?
お肉を甘酒で醸して柔らかくする!
ここでは鶏肉(ムネ肉)を例にしていますが、基本的にどのお肉でもやり方は同じです。安いお肉が、高級料理店で出てくるお肉に大変身♪しっとりフワフワの鶏むね肉にあなたも感動してください(*^。^*)
それでは手順を紹介しましょう!
- 鶏ムネ肉を用意します。
- お肉をカットする際は、豆乳などの紙パックを利用すると便利ですよ。我が家では、豆乳ヨーグルトを仕込むのでたくさんあります。
内側が銀色の場合、リサイクル(資源)として引き取ってもらえないことが多く、肉や魚のまな板代わりに使っています。使い捨てで衛生的ですしね^^
- ムネ肉を縦半分にカットします。
- 半分にしたものをさらに観音開きにしてカットします。
- さらに、こんな感じで1枚のムネ肉を4つにカットしておきます。
- ビニール袋へお肉を入れて、小さじ1/2ほどのお塩をいれます。(肉の量によって加減しましょう)
- 袋の上からよく揉み、しばらく休ませます。(10~15分くらい)
- 袋を開けて、甘酒を大さじ1~2杯入れます。(肉の量によって加減しましょう)
- 袋の上からよく揉み込み、空気を抜くようにして口を閉じます。
- ジップロックなどに入れて半日から一晩、冷蔵庫でじっくり醸します。(最低でも4時間はねかせること)
以上が、私がイチ押しのお肉を柔かくする(醸す)方法です。
私は、ビニール袋で揉み込んでからジップロックに入れていますが、最初からジップロックで仕込んでもOKです。(ただ、ジップロックを洗うのが面倒なだけという^^;)
ちなみに、お肉をホエー(ホエイ)で醸して柔らかくする方法は、こちらの記事にまとめましたのでご覧下さい^^
⇒ホエーの使い道!美容効果もアップするオススメ料理5つとは?!
その辺を、次に見ておきましょう!
今回私がお伝えしたい、イチバン大事なところですよ~♪
発酵食や発酵調味料で醸すとなぜお肉は柔らかくなる?
最初の方で少し触れましたが、醸(かも)すとは、発酵食の持っている酵素や微生物の働きを利用することです。ちょっとだけ小難しい話になりますが…。
↓ ↓ ↓
お肉のタンパク質に
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甘酒の微生物(麹カビ)がもっている酵素(プロテアーゼ)が働き
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ペプチドとアミノ酸に分解される
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その結果、お肉が柔らかくなり、旨みがアップ!栄養素もアップ!
という流れになっているのですね。
(こんがりと柔らかくソテー中♪)
固くならないのはもちろんのこと、熟成され栄養価と旨味がアップしているので、美味しくいただくことができるんです^^
それに、お肉を醸しておくと有用菌での発酵が進むので、腐敗するチャンス(?)がぐっと減ります。ということは、有益な微生物が増えることで、腐敗菌が活躍するスキを与えないんですね^^
もしお肉をすぐに使わない場合は、そのまま冷蔵庫で1週間は余裕で保存できます。もし心配なら、醸した状態のままで冷凍保存しちゃうのもおすすめ。
大きな声では言えませんが、我が家では1ヶ月以上チルドに入っているお肉たちもあったりして…。(もちろん美味しく頂いていますょ♪)
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なぜいいのか?
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分解されて柔らかくなる上に、お肉の旨みを引き出してくれる!
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しかも麹のもつ栄養素が大量に加わる!
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さらに、お肉の保存性がグンと高まる!
さらに甘酒で醸すことは、美味しいだけじゃなくカラダにとって嬉しい効果が期待できるんですよ。
そのことについて、この後チェックしておきましょう!
醸すことはカラダに優しい!
(醸した鶏もも肉のソテー!(゚∀゚)ウマウマ♪)
お肉を甘酒などの発酵食品で醸すという下準備をすることで、分解が進み柔らかくなるとお話しましたよね。
その結果、消化酵素を無駄使いしないため、健康で若々しく過ごせることにつながります。
しかも、発酵食品の微生物をカラダに取り込むことで腸内環境が整います!その結果、
- 免疫力がアップ
- 美肌効果
- 便秘解消
たとえ、酵素や微生物が熱や胃酸で死活してもその役割は大きく、腸内で善玉菌の餌になってくれたり…。と、カラダに嬉しいことが盛りだくさんなのです!
もともとお肉に熱を加えると、タンパク質は固くなり、どうしても消化に負担がかかってしまいます。お肉をお料理するときには、ほぼ加熱しますよね。
意外なことに、鶏肉は特に消化酵素をたくさん必要とするそうです。つまり他のお肉より消化に時間がかかる、ということ。
となると、やっぱり「あらかじめ甘酒でお肉を醸すことは、どれほど素晴らしい方法」なのか。
このことにお気付きいただけたでしょうか^^
まとめ
- お肉を柔らかくする最強の方法は、発酵食品(特に甘酒)で醸す下処理をしておくこと!
- お肉を醸すことで、旨みや栄養価もアップして美味しくいただくことができる!
発酵食品はものすごく可能性を秘めています。しかも日本人が遥か昔から慣れ親しんできたもの…。
なのに、毎日の食生活に加工食品やお惣菜、そして外食に頼ることが増え、わたしたちはカラダへの負担をどんどん多くしてしまっています。(外食がダメとは言ってませんよ~)
その結果、老化現象が進み免疫力の低下などなど、様々なカラダの不調が現れだして慌てることに^^;
だったら、普段の食生活にどんどん発酵食品を取り入れましょう!消化に負担のかからない美味しいお料理を楽しみつつ、健康に過ごすことができますよ~!
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いつもお世話になっております。
醸した肉魚(うちは肉は一切食べず、魚だけですけど)を冷凍する場合、冷凍すると麹の力が落ちてしまうとのことなので、醸して数時間冷蔵してから冷凍したほうがいいか、逆に、気にせず塩麹でも甘麹でもまぶしたらすぐ冷凍し、使う時間に合わせて冷蔵庫解凍したほうが美味しいか、体験談がおありでしたら教えて下さい。
シルバーストーンさん、いつもありがとうございます♪
わが家では、醸し中の食材を冷凍保存することなく使ってしまうので
体験談として、はっきりどちらが良いか申し上げ上げられません^^;
どちらが良いのか発酵の師匠に聞いてみますね^^
塩麹に漬けたイワシを冷凍して、予定が狂って、冷凍した翌日に食べたのと、一週間くらい後に食べたので、違いが分かりました。
冷凍しても、酵素が食材を分解するが、スピードが随分遅くなると思います。
冷凍して翌日に食べたイワシは、塩味はしっかりついているが、ふっくらしていないように思いました。
1週間後のイワシは、ふっくらしており、酵素が働いたと思います。
ですから、気にせず、さっさと冷凍してしまったほうがよさそうですね。
粕漬けとかだと、浸かるのに日数が必要なので、しっかり漬けてから冷凍して、解凍したらすぐ食べられるようにしたほうがよさそうです
シルバーストーンさん、いつもありがとうございます♪
イワシの塩麹漬けを冷凍なさったんですね。
翌日と1週間後でそんなに違いがあったんですか!
貴重な情報をシェアしていただきありがとうございます。
私も一度冷凍実験をやってみたいと思いました(*´ω`*)
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