「お酢とクエン酸の違いって何?」
こんにちは、発酵食品大好き主婦のsayaです^^
お酢もクエン酸もすっぱいですよね。だから「何が違うのかわからない!」という人が多いのでは?しかも、お酢にもクエン酸は含まれているんですよね。
この話を夫にしたら「じゃあ、料理に酢じゃなくてクエン酸でいいじゃん。酢じゃないとダメな理由ある?」と言われました^^;
でも、クエン酸を使うのってたいてい紫蘇ジュースとかじゃないですか。なにをもって使い分けているのか気になりません?
そこで今回は、お酢とクエン酸の違いについてお話ししていきますよ。最後には、お酢とクエン酸の効果についても触れているのでお楽しみに♪
ではさっそく見ていきましょう。
お酢とクエン酸はココが違う!試食して分かったこと3つとは?
お酢もクエン酸も、すっぱいところは同じですよね。でも、試食してみると意外と違うところが多かったんです!
- ニオイ
- うまみ
- 加熱したとき
ではさっそく、1つずつお話ししてきますね。
お酢とクエン酸の違いその1:ニオイ
あなたも知っての通り、お酢にはツンとしたニオイがあります。でも、クエン酸には全くニオイがないんですよね。それは何故なのか…。そもそもお酢は、穀物・果実・アルコールを酢酸菌で発酵させて作られています。だからお酢には酢酸菌がつくる「酢酸」がたくさん含まれているんです。(ちなみに、お酢の主成分は酢酸ですよ^^)
そして実はこの酢酸、揮発性があるんですよね。だから、お酢には鼻を刺激するような強いニオイがあるんですよ。
一方、クエン酸は果物に多く含まれている成分になります。酸味だけの成分なので、揮発性はありません。
つまり、ニオイがないということですね。
お酢とクエン酸の違いその2:うまみ
お酢を使った料理は多いですよね。- 手羽元のさっぱり煮
- 魚の南蛮漬け
- お寿司
そこで私は、大好きな酢飯を”クエン酸で作ってみる”ことにしました!一応レシピを紹介しておきますね。

素晴らしいチャンレンジですね~!
クエン酸飯1合分
- 水:20㏄
- クエン酸:4g
- 砂糖:大さじ1
- 塩:小さじ3分の1
たしかに酸味はあるんですが、香りとうまみに欠けるんですよね。なので、クエン酸飯でお寿司にしても微妙になりそうです^^;
では、どうして酢飯は美味しいのにクエン酸飯は美味しくないんでしょう?
それはお酢には酢酸だけでなく、アミノ酸なども含まれているから。
だから、酸味以外にもうまみを感じることができるんですよね^^
私は今回のクエン酸飯を試してみて実感したんですが、料理には”お酢”がオススメです。お酢は、食材の美味しさを引き立ててくれますよ。
お酢とクエン酸の違いその3:加熱したとき
お酢は、加熱するとすっぱさがやわらぎます。なぜなら、もともと揮発性がある酢酸がさらに蒸発していくから。でもクエン酸は、加熱しても酸味はあまり変わらないんですよね。紫蘇ジュースをお湯と水の両方で割ってみましたが、たいして変化はありませんでした。
なので、加熱しても酸味を保っていたいときには「クエン酸」を使うといいでしょう。例えば、チーズケーキとか美味しそうです^^
さて、ここまではお酢とクエン酸の違いを見てきました。同じすっぱいでも、違うところがあるんですね。
では、効果についてはどうなんでしょう。お酢にもクエン酸は含まれているわけですし…。
しかも、お酢の主成分”酢酸”は体内に入ると”クエン酸”に変わるんですよね。
ということは、お酢とクエン酸に期待できる効果が似ているのかも!?そこで次は、お酢とクエン酸に共通する効果を紹介していきますよ。
お酢とクエン酸の効果は一緒?共通する6つとは?
ではさっそく、お酢とクエン酸で共通の効果を一覧で見てみましょう。- 食欲増進
- 疲労回復
- 高血圧予防
- ストレスを緩和
- 抗菌効果
- 美肌効果
こんなに似ているなんてビックリですよね。それでは、1つずつお話ししていきましょう!

~こちらはリンゴ酢~
共通の効果その1:食欲増進
お酢の酢酸とクエン酸、両方とも酸っぱいですよね。その酸っぱさが摂食中枢を刺激して、食欲を増やしてくれるんですよ。普通のご飯よりも、お寿司のほうが入るのはこのせいかも…。私は、最高で20皿(1皿2貫)食べたことがあります(笑)
共通の効果その2:疲労回復
これは「クエン酸」によるものですね。クエン酸は疲れの元になる「乳酸」ができるのを抑えたり、減らしたりしてくれるんですよ。
お酢にも「クエン酸」は含まれているので、この効果を得ることができます^^
クエン酸が疲労回復に良いのは有名な話。夏場なんかはクエン酸を売りにした飲料水が多いですし…。
- 夏は紫蘇ジュース(クエン酸)
- 冬はリンゴ酢(お酢)
共通の効果その3:高血圧予防
- お酢の酢酸:細胞に入って「アデノシン」という血管を広げる物質を出す
- クエン酸:コレステロールや中性脂肪を減らして、血流をよくする
血流がよくなると、自然と血圧は下がります^^ただ、お酢やクエン酸を摂るのをやめると血圧は戻ってしまうんですよね。
なので、高血圧の人は継続して摂るように心がけるといいでしょう。
共通の効果その4:ストレスを緩和
- お酢の酢酸:一緒に摂った食材のカルシウムを溶かすので吸収力がアップする
- クエン酸:自律神経の働きを正常にする
今の時代、なにかとストレスが問題視されていますよね。ストレスをやわらげるための食品も売られていますし…。
でも我が家では、お酢を使った料理をよく食べるようにしていますよ。
そのおかげか以前に鬱になったことがある夫も、今では元気に会社へ行っています。お弁当にも酢の物を入れるようにしましたしね!

ご主人のことを考えた愛情タップリな愛妻弁当ですね~♪
共通の効果その5:抗菌効果
お酢の酢酸とクエン酸には、抗菌効果があります。(大腸菌や黄色ブドウ球菌など)このことを知ってか知らずか、お掃除にも使っている人が多いのでは?抗菌力的には酢酸のほうが強いので、お弁当にはお酢を使った料理を入れるのがオススメです^^
ちなみに私は、酢の物や酢豚なんかをよく入れていますよ。

昆布酢で握ったおにぎりも、美味しいし痛みにくいしおすすめ♪
共通の効果その6:美肌効果
- お酢のアルギニンやプロリン(アミノ酸):コラーゲンの材料
- クエン酸:抗酸化作用で細胞が酸化するのを防ぐ
母は、私に会うたびに「若いから肌が綺麗なんだ」と言います^^;でも私は年を重ねていても、綺麗な肌は保てると思うんですよね。
だって、お酢をよく摂っていることで有名な八代亜紀さんのお肌はとてもきれいだから!テレビでも放送されていましたし、見たことがある人もいるのでは?
やっぱり、日頃からお酢やクエン酸を意識して摂ることが美肌につながるんですよ。
さて、ここまで色々見てきましたが最後にまとめておきますね。
まとめ
- お酢とクエン酸の違いは3つ
- ニオイ(お酢は強いニオイがするが、クエン酸はしない)
- うまみ(お酢はうまみがあるが、クエン酸はすっぱいだけ)
- 加熱したとき(お酢は酸味がやわらぐが、クエン酸は変わらない)
- お酢とクエン酸に共通する効果は6つ
- 食欲増進
- 疲労回復
- 高血圧予防
- ストレスを緩和
- 抗菌効果
- 美肌効果
参考までに、私が今回試食したお酢とクエン酸を紹介しておきます^^
- お酢は「純米酢」
- クエン酸は「結晶クエン酸」
ちなみに、食用のクエン酸には「結晶クエン酸」と「無水クエン酸」の2つがありますよ。(違いは、クエン酸に含まれている水分の量だけ)
無水クエン酸は水分が少ないので固まりにくく、長く保存することができます。ただ、結晶クエン酸よりも値段は高め^^;使う量や保存期間を考えて買ってくださいね。

Sayaさん、お酢とクエン酸の違いについてまとめてくださりありがとうございました♪
試食をするとよ~く分かる!ホントですよね。
ちなみにわが家には”無水クエン酸”をおいています。にんじんリンゴジュースにレモンの代わりに入れたり、チーズを作ったりしています。
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お尋ね致します
84歳の老人です毎日お酢を中サジ1ぱい1年程利用しているのですが、最近筋肉痛になり関係ありますか
突然の質問お許しください 宜しくお願いします。
澤野さん、コメントありがとうございます♪
毎日お酢を中さじに1杯を1年続けておられるのですね^^
とても素晴らしいです♪
ですが、くれぐれも空腹の時に摂取しないよう気をつけてくださいね。
できればお酢はお料理にいれるなど、自然な形で取り入れることをおすすめします。
突然の筋肉痛に関しては、医療関係者ではないのでわからなくてすみません。
申し訳ございませんが、ご心配なら病院を受診なさることをおすすめします^^