ここ何年か、夏になると「飲むお酢」のCMが流れますよね。年々、お酢への関心が高まってきているように感じます。
こんにちは。発酵食大好き主婦Sayaです!
私も、毎年夏になると果実酢を飲んでいるんです♪リンゴ酢やブルーベリー酢など、牛乳と混ぜるとトロトロして美味しいんですよね。
でも、お酢にどんな効果効能があるのかを知って摂っている人は、意外と少ないんじゃないでしょうか?
「お酢」の効果効能を知ると、お酢を続けていくのがもっと楽しくなるはずですよ!
知っていたほうが、カラダにも嬉しい変化が起こりやすいですしね♪
ですから「お酢の選びかたと摂りかた」についてもご紹介しますね。
ではまず最初に、お酢の効果効能から見ていきましょう。
酸っぱいのがイイ!お酢の効果効能9つとは?
調味料や飲料として使われる「お酢」にどんな効果効能があるのか、とっても気になっていますよね?この記事を読み終わる頃には、きっと積極的にお酢を取り入れたくなりますよ^^
ではさっそく、お酢の効果効能の全体像を見てみてみましょうね。
- 食欲増進
- 疲労回復
- 殺菌効果
- ストレスを緩和
- 血液サラサラ効果
- 高血圧を改善
- 便秘解消
- ダイエット効果
- 美肌効果
お酢の効果効能は、なんと9つも!素晴らしい発酵調味料ですね^^
さっそく1つずつ詳しく見てみましょう。
お酢の効果効能その1:食欲増進
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- 酢酸:酸っぱさが摂食中枢を刺激
食欲が出るだけでなく、酸っぱい味で唾液や胃液が出て消化も促進されます。消化が促進されると胃もたれの予防も期待できますよ!
熱い夏には、さっぱりとした酢の物などが食べたくなりますよね♪
そうそう!お酢とお醤油とみりんがあればポン酢の代用ができるので、一度お試しを!
⇒ポン酢の代用どころか本格派!覚えておくと超便利な黄金比とは?
お酢の効果効能その2:疲労回復
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- 酢酸:体内にはいると「クエン酸」に変わる
- クエン酸:疲れの元になる「乳酸」の発生を抑えたり、取り除いたりする
パソコンやスマートフォンで疲れた目や、肩こりにも効果的ですよ^^
酢の物をマスターして、毎日自然にお酢を取り入れるのがオススメ!
⇒二杯酢と三杯酢の違いとは?知って納得!これであなたも酢の物名人!
お酢の効果効能その3:殺菌効果
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- 酢酸:殺菌効果が高い
ちなみに、お酢でチフス菌・大腸菌・サルモネラ菌などを殺すことができます。鯖をお酢でしめて長持ちさせるのは、昔の人の知恵ですよね。
また、風邪や口の中の雑菌も殺してくれるので、口臭予防にもなりますよ。
砂糖・塩・醤油・お酢をそれぞれ白米に混ぜて、ラップをして経過を見たんですが、お酢は結構長いあいだ無事でした。子供ながらに「お酢はスゴイ!」と思ったのを覚えています。
お酢の効果効能その4:ストレスを緩和
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- クエン酸:自律神経を正常にする
他にも、お酢はカルシウムの吸収を高めるチカラも持っています。魚の南蛮漬けは、お酢が魚の骨をやわらかくしてカルシウムを吸収しやすくしているのでオススメ料理です。
また、お酢はストレスから体を守る「副腎皮質ホルモン」の分泌を高める効果もあるので、ストレス社会に生きる私たちにとって、お酢は欠かせない調味料と言えますね^^
ちなみに、私もこれはよくやっています^^
お酢の効果効能その5:血液サラサラ効果
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- クエン酸:血流が改善される
血流が良くなると、動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・肩こり・冷え性などの予防と改善ができます。
でも、私の母は「嫌いなものは毎日出して克服させるタイプ」の教育だったので、毎日もずく酢か、酢の物が出ていました^^;
そのときに「血がサラサラになるんだから、鼻をつまんででも食べなさい!」と言われていたのを思い出します…。
まぁ、おかげで私は冷え性知らずでしたけど(苦笑)
お酢の効果効能その6:高血圧を改善
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- 酢酸:細胞に入ると血管を広げる「アデノシン」という物質が出る
また、お酢は塩味を強く感じさせるチカラがあるので、料理に使うと減塩にもなりますよ。
高血圧の予防が目的なら、1日大さじ1くらいの量のお酢で大丈夫です。ただ、毎日摂らないと改善にはなりません。
結婚してから「これは、いかん!」ということで、お酢使った料理を出すようにしていました。(リンゴ酢、酢の物、鳥の甘酢煮などなど)
そのおかけで、結婚してから1年目には血圧は正常になっていました^^もちろん現在進行形で正常ですよ。
もともと正常な血圧の私は、同じメニューを食べていても低血圧になりませんでした。つまり、お酢をとって血圧が下がりすぎることはないので、安心してくださいね。
お酢の効果効能その7:便秘解消
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- 殺菌効果:腸内の悪玉菌を減らして、善玉菌を増やす
他にも、お酢は腸内で炭酸ガスを出すんですよ。ガスに刺激された腸は、よく動くようになるので便秘解消になります。
ただ、摂りすぎると便秘が悪化してしまうので1日15ml~30mlくらいにしておきましょう!
お酢の効果効能その8:ダイエット効果
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- 酢酸:体内で脂質が合成されるのを抑える
- アミノ酸:脂質が燃焼されるのを促す
脂質って、食事から摂る以外に体内でも合成されているってご存知ですか?
お酢は、体内で脂質ができるのを抑えてくれるので、食事に気を使えば脂質を摂りすぎなくて済みますよ。
また、お酢は脂肪の原因になる「悪玉コレステロール」も分解してくれます。
ただ、少しくらいの運動は苦じゃないなら、お酢を摂ったあとに30分くらい有酸素運動をするのがオススメです^^
飲む量はやはり1日15ml~30mlくらい。アミノ酸が脂肪の燃焼を促すので、よりたくさんの脂肪を燃やすことができますよ。
ちなみに私は、「リンゴ酢」を飲んだ後にテレビアニメを見ながら昇降運動をしています。
アニメの時間は30分くらいですしね!
さらに!なんと干しぶどうとお酢のコラボで強力なダイエット効果が期待できるんです♪
⇒干しぶどう酢のダイエット方法とは?驚くべき効果も詳しく解説!
お酢の効果効能その9:美肌効果
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- クエン酸:老化の原因になる「活性酸素」を取り除いてくれる
- アルギニン・プロリン:コラーゲンの材料
- 便秘解消効果:腸に溜まった老廃物を再吸収しなくなるので、毒素が原因の吹き出物を予防できる
冬場は、たまに摂るくらいなので「夏よりは…」という感じです。ずっと美肌でいたいなら、年中お酢を摂ったほうがいいでしょう!
お酢料理をワンランクアップさせて、毎日美味しくいただきましょうね♪
⇒三杯酢の割合とは?昆布酢をつかった黄金比を覚えてプロの味!
しかも、お酢は料理の調味料や飲料として簡単に取り入れることができますし…。
でも、
「お酢の種類が多すぎて・・・」
「どのお酢がいいの?」
「お酢ってどのくらいの量を摂ったらいいの?」
など、お酢に関する疑問がたくさんありますよね?実際、私もそうでした^^;
なので、次は「効果効能を得るためのお酢選び」について紹介しましょう!
これでバッチリ!お酢の選び方&摂り方のポイント4つとは?
実は、お酢には作りかたの時点で2種類あるって知っていましたか?
お酢には
- 醸造酢:穀物や果実をアルコール発酵、酢酸菌で酢酸発酵させたもの
- 合成酢:酢酸を薄めて味を人工的に付けたもの
があるんです。
先程説明した効果効能を得たいなら、余分なものが入っていない熟成した「醸造酢」を必ず選ぶようにしましょう!
見分けるポイントは簡単。原材料の部分をみて「合成酢」と書いていないお酢を選んでくださいね。
また、「醸造酢の中でも良いお酢を選びたい!」というときは、原材料を見て天然の素材だけが書いてあるお酢を選びましょう!
無駄なものを一切入れず発酵させたお酢なので、純米酢・純リンゴ酢など「純」がついていることが多いです。
良いお酢の見分けかたが分かったら、次は【選び方】ですね。
お酢の選び方
ざっと説明すると、こんな感じです。
- 加熱する料理には「穀物酢」
- 加熱しない料理には「米酢」
- 飲むなら「果実酢・黒酢」
基本的に、米酢と穀物酢は材料が違うので風味と酸味もちょっと違います。酸っぱさ加減も、商品や個人の味覚によって違ってきますね。
そして、加熱しない料理にも「穀物酢」を使っています。もともと祖母と母が、穀物酢で酢の物をつくっていたので、米酢だと、ちょっと物足りないんですよね(笑)
なので穀物酢と米酢、それほど区別する必要はないと思います。好みで選んだほうが、料理もしやすいですよね。
さて、次はお酢を摂るときのポイントです。ここは、すごく大切なのでしっかり覚えておきましょうね。
お酢の摂り方
お酢を摂るときのポイントは、4つあります。
- 加熱していないお酢は、空腹時に摂らない
- 飲むお酢は、必ず希釈を守ること
- お酢を摂ったあと、口をそのままにしない
- 栄養バランスの良い食事を心がける
加熱していないお酢は酸性が強いので、空腹時に摂ると胃腸を傷めることがあるんです。
だから、酢の物などは他の料理をお腹に入れてから、飲むお酢は薄めてから飲むようにしてくださいね。
空腹のほうが効きそうな気がしますが、意外と知らなかった注意点ですよね。
お酢を飲むタイミングについて詳しくはコチラ!
⇒お酢を飲むタイミングや正しい飲み方!より効果を得たいならアレ?
それから、お酢を毎日美味しく続けたいならコチラもどうぞ!
⇒酢漬け野菜の驚くべき効果とは?種類別にお酢好きな私がまとめました!
また、お酢はカルシウムの吸収を助けるなど、他の栄養素の吸収を助ける効果があります。お酢の効果効能をアップさせるためにも、栄養バランスの良い食事を摂るようにしましょう!
では、ここまで見てきたことをまとめておきましょうね。
まとめ
お酢の効果効能は9つ- 食欲増進
- 疲労回復
- 殺菌効果
- ストレスを緩和
- 血液サラサラ効果
- 高血圧を改善
- 便秘解消
- ダイエット効果
- 美肌効果
お酢は「醸造酢」を選び、
- 加熱する料理には「穀物酢」
- 加熱しない料理には「米酢」
- 飲むなら「果実酢・黒酢」
摂り方のポイント4つは、
- 加熱していないお酢は、空腹時に摂らない
- 飲むお酢は、必ず希釈を守ること
- お酢を摂ったあと、口をそのままにしない
- 栄養バランスの良い食事を心がける
お酢は、簡単に買うことができるので、今日からでも取り入れられますよね!
既に味付けがされているので、たしかに調理はとっても簡単です。でも、本物のお酢に感じるような効果効能はほとんど感じませんでした…。
やっぱり、「体に良いものは厳選された原料を使い、素材を活かしたものが一番なんだよなぁ」とシミジミ感じました^^
あなたも、お酢を選ぶときは必ず原材料を見てくださいね^^
そして、いいお酢を毎日摂って、本来持つお酢の効果効能で健康的な生活を送ってください!
Sayaさん、お酢の効果効能・選び方&摂り方についてまとめてくださってありがとうございました♪
そうそう!わが家では、お酢と干しぶどうのコラボにハマり中です~!
⇒干しぶどう酢の効果と作り方!飽きずに続けるアレンジ方法とは?
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糖尿病です。血糖値を下げる効果もあるのでしょうか?
ご教授下さい。また、便秘もひどいです。
61歳の男性。
本田さん、コメントありがとうございます♪
お酢血糖値を下げる効果についてですが、私が所有する書籍で調べてみました。
するとこんな内容を発見したのです。
ということは、血糖値を下げるかどうかはハッキリと書いてありませんが、糖尿病の予防効果は高そうですね。
それに表紙には”糖尿病を改善”という文字があります。
あと”便秘”については書籍内にも明記してありましたが(記事内でも紹介しています)、かなりの効果が期待できます^^
本田さんは糖尿病ということなのでドクターと相談なさった上で、お酢を取り入れるかどうかを決められたらいかがでしょうか。
私は、かなり効果を期待できると感じました^^