長野県 長寿 理由01

「長野が長寿県になった理由って?」


こんにちは。発酵食パワーに絶賛注目中の主婦Ogaです。

長野県はここ数年、沖縄県を抜いて長寿全国1位になっています。でも、昔から長寿1位だったわけではありません…。

昭和の時代には、脳卒中の死亡率が全国1位だった時代もあるのです。


では、なぜ長寿1位の県になったのでしょうか。その理由から分かる長寿になる秘訣長野在住の私と一緒に見ていきましょう。




長野県が長寿になった理由その1:「県民減塩キャンペーン」

長野県は、寒い地域でもありますし海も遠いです。だから、保存食として食べ物を塩漬けにする食習慣がありました。

そのことが、高血圧脳卒中につながる原因にもなってしまったようなのです。

そして、脳卒中死亡率が第1位になったことに、さすがに危機感が起こったのでしょう。1981年に「県民減塩キャンペーン」が実施されました。


各自治会に、「食生活改善推進員」や「保健補導員」という委員会を設置しました。また、講演会や勉強会を年に何度も開いたり、「減塩カレンダー」などを各家庭に配布したのです。

自家製の白味噌で作ったお雑煮

各家庭で、減塩に取り組みやすかったのはやっぱり毎日のお味噌汁でしょう。

出汁をきかせて、味噌を少しづつ減らしていきました。「減塩味噌」も開発されたので、それを使ったりして毎日頑張ってきたのですね…。

中でも特に減塩に効果があったのは、「具だくさん味噌汁運動」でした。


味噌汁を具だくさんにするには、野菜やキノコを入れるのが手っ取り早い方法です。野菜が入ることで、塩分も少なくなります。

幸い長野県は野菜を作っている家庭が多く、味噌汁を野菜でいっぱいにするのは簡単だったのです。



私が長野に来て驚いたのは、味噌汁に白菜やレタスやキャベツを入れることでした。(私の実家の味噌汁には入っていなかったので…)

そんな、「県民減塩キャンペーン」や「具だくさん味噌汁運動」と一緒に「野菜を食べようキャンペーン」も実施されました。

毎日の味噌汁にはもちろん自家製野菜をたっぷり使い、学校給食には地元産の野菜をたっぷり使うこと。これで安心安全に減塩ができて健康になり、結果長寿に繋がるということ。

また、野菜に含まれているカリウムがナトリウムを体外に排出してくれるので、少々摂り過ぎた塩分も心配ないのですね。


カリウムは、キノコ類にもたくさん含まれています。キノコもみそ汁の具にはぴったりですし。このように、野菜やキノコの生産農家が多いという環境も減塩運動に取り組めた要因の1つなのでしょうね。

では次に、減塩運動にも一役買ったもう一つの理由を見ていきましょう!



長野県が長寿になった理由その2:発酵食品が多い

長野県では昔から、発酵食品を摂る習慣が根付いています。野沢菜すんきなどのお漬物やぬか漬けは、乳酸菌発酵された発酵食品です。



お葉漬けした?」が秋の挨拶代わりに飛び交う長野県では、お茶の時間にはみんなで持ち寄った野沢菜漬けが並びます。

お蕎麦屋さんや定食屋さんでも、野沢菜の小皿が必ず乗っているんです。おやきやパンの具にも野沢菜が使われるくらい、野沢菜が好きなんですよね。



また、すんきもを使わない乳酸菌発酵のお漬物として有名です。すんきは、温かいお蕎麦に乗せると美味しいんですよね^^


お漬物に含まれる植物性乳酸菌は、生きて腸まで届いて腸内環境を整えてくれます。また食物繊維も一緒にとれるので、便通もよくなり大腸がんを予防します。その結果、長寿につながることになるのです…。



ただ、お漬物なので塩分が気になりますよね。でも、野沢菜やすんきなどの野菜にはカリウムが多く含まれているので、塩分を外に排出してくれるので安心なのです。

また、長野県は味噌の生産量も消費量も全国1位です。


味噌も発酵食品ですよね。長野県には、お味噌の工場がたくさんあります。
  • タケヤ
  • ハナマルキ
  • マルコメ
など、全国的に有名な大手から町の小さな味噌屋さんまで様々です…。

毎日飲む味噌汁ですので、野菜をたっぷり入れ塩分を心配しないで美味しく飲みたいですね。
という朝食は発酵食品がたくさんあって、これぞ長寿になれるメニューなのです。できれば、習慣づけて食べるようにしたいもの…。

味噌と言えば麹!麹と言えば甘酒です^^長野県には、麹屋さんもたくさんあります。



マゴキョンマゴキョン

麹は発酵食品には欠かせない存在ですからね^^ちなみに、甘酒の作り方はコチラ!
甘酒の作り方!米麹とお粥で酵素タップリなレシピとは?

飲む点滴と言われる甘酒も、麹屋さんの甘酒と酒屋さんの甘酒がありますがどちらもおいしいですよね。ちなみに、ショウガを足すと美味しくなりますよ。


それから、長野県は山岳地帯なので牧場も多いです。牧場と言えば、これまた発酵食品がありますよね^^


それは、ヨーグルトチーズ。こちらのスーパーには、大手の牛乳屋さんのチーズやヨーグルトと一緒に、長野県の牧場のチーズやヨーグルトも置いてあります。その種類の多さにびっくりしますよ^^

このように、長野県民は昔から発酵食品を摂っていたから、
  • 県民減塩キャンペーン
  • 具だくさん味噌汁運動
  • 野菜を食べようキャンペーン
に無理なく取り組めたのですね。


それでは最後に、今回の内容を振り返っておきましょう。

まとめ

長野県が長寿になった理由2つ
  • 理由その1:県民減塩キャンペーン
    脳卒中死亡率が全国1位になった危機感から、「県民減塩キャンペーン」や「野菜を食べようキャンペーン」を実施して成果が上がり長寿1位に繋がった。
  • 理由その2:発酵食品が多い
    長野県は、昔から発酵食品をよく食べる食習慣があり「県民減塩キャンぺーン」の成功にも繋がった。

私の住む長野県は現在長寿1位になっていますが、脳卒中率が全国1位の頃もありました。「これじゃぁいかん」と、県全体で減塩に取り組んで30年以上。

30年かけて長寿1位になれたのは
  • 自家製野菜高原野菜が多く自然にとることができたこと
  • 発酵食品が多く身近にあったこと
  • 山岳地帯で牧場が多かったこと
と良い環境があり、減塩にも無理せずコツコツと取り組んで頑張ってきたからでしょう。


長寿の秘訣が、少しでも伝わればいいのですが…。

本当に長野県の高原野菜や発酵食品はおすすめです!ぜひ積極的に摂りいれて、健康で長生きしましょう。


マゴキョンマゴキョン

Ogaさん、長野県が長寿になった理由ついてまとめてくださりありがとうございました♪

やっぱり発酵食品!これは外せませんね^^


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